病院前で『救急車が渋滞』に…病院長「大学病院の救急では通常はない」医療ひっ迫続く(2022年8月12日)

病院前で『救急車が渋滞』に…病院長「大学病院の救急では通常はない」医療ひっ迫続く(2022年8月12日)

病院前で『救急車が渋滞』に…病院長「大学病院の救急では通常はない」医療ひっ迫続く(2022年8月12日)

救急車が病院の前で渋滞に…医療現場がひっ迫しています。

 8月4日、京都府立医科大学附属病院前に止まった2台の救急車。そこへもう1台、救急車がやってきますが、病院前のスペースは満車で入ることができず、別の離れた入口の方へ走って行きました。

 救急車の渋滞が起きるという異例の状況。ここ最近、こうした事態が増えているといいます。取材に訪れた8月10日にも救急車が次から次へとやって来ます。

 (京都府立医科大学附属病院 夜久均病院長 8月2日)
 「大学病院の救急としては救急車が並ぶということは通常はない。今はもう救急室はごった返している」

 京都市消防によりますと、今年7月以降、病院の受け入れ先が見つからず待機時間が30分以上となる「救急搬送困難事案」が急増。7月最終週は1週間で185件の過去最多となりました。

 (京都府立医科大学附属病院 夜久均病院長)
 「どんどん来る患者さんが増えても、診られる数というのは限界がありますので、そこからあふれて来る患者さんがいるというのが救急ひっ迫ですよね」

 この日も次々と患者が搬送されてきますが、空いているベッドはもうありません。スタッフが慌ただしく対応に当たっているのは90代のコロナ患者。救急搬送されてきましたが、ベッドに空きがないため、診察室で処置を受けます。呼吸の状態が悪かったため酸素の投与を受けながらここで一晩を過ごしました。

 (救急医師)
 「他の病気、心筋梗塞、脳梗塞も真夏になると増えますので。本来であればスムーズに診療できた方が、胸が痛いけど微熱があるからということでコロナの可能性があれば(スムーズには)診られないとか。日に日に増しているような感じです」

 行動制限のない3年ぶりの夏、医療現場ではこれまでにないひっ迫した状況が続いています。

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