お盆も休まず発熱外来を続けるクリニック院長の現状「それなりに効果出てきたのでは」(2022年8月10日)

お盆も休まず発熱外来を続けるクリニック院長の現状「それなりに効果出てきたのでは」(2022年8月10日)

お盆も休まず発熱外来を続けるクリニック院長の現状「それなりに効果出てきたのでは」(2022年8月10日)

新型コロナウイルスの感染者数が高止まりのままお盆休みを迎えようとしています。

 京都市によりますと、8月6日~8日にかけて、京都市立病院の脳神経外科などが入る病棟で入院患者・医師・看護師ら計23人が新型コロナに感染していることが確認されたということです。この影響で救急対応にあたる職員が足りなくなったため、8月8日から救急車の受け入れを原則停止にしました。京都市立病院は「態勢が整い次第、救急車の受け入れを再開する」としています。

 大阪府ではお盆を前に、薬局で抗原定性検査キットの無料配布や、臨時の無料検査場(8月18日まで)を設置。また医療機関の発熱外来がひっ迫していることから、8月3日から府内在住で20歳~49歳の軽症者を対象にオンライン診療を始めました。

 (大阪府 吉村洋文知事 8月10日)
 「感染は右肩上がりの状態にはなっていませんが、高いところで止まっているという現状です。発熱外来や病床はひっ迫に傾向にあります」

 こうした医療機関のひっ迫を救う取り組みの効果は出ているのでしょうか。大阪・心斎橋にある小畠クリニックを取材しました。

 【診察の様子】
  (小畠院長)「おばあちゃん、熱が出てるねんな」
    (患者)「はい」
 (患者の息子)「頭も痛いらしい」
  (小畠院長)「頭が痛くて咳は?」
 (患者の息子)「咳は寝ているときにゴホっというくらい」

 小畠クリニックは本来なら8月10日からお盆休みに入る予定だったのですが、10日も朝から患者を受け入れていました。

 (小畠クリニック 小畠昭重院長)
 「このところの患者さんの数ですね。すごい数が来てかなり発熱外来がパンクしている状況だから、休みの日にちょっとでもやらないと、患者さんほんまに行くところがないですからね」

 【診察の様子】
  (小畠院長)「ちょっと鼻が痛いけど我慢してね。…陽性やな」
 (患者の息子)「陽性ですか」

 第7波の感染拡大を受け、多い時には40人もの発熱患者の受け入れを断ったというこちらのクリニック。8月15日までは一般診療を休み、発熱外来の患者のみ電話予約で受け入れることにしました。

 (小畠クリニック 小畠昭重院長)
 「発熱外来の問い合わせも少しずつ減ってきたから、それなりに効果が出てきたんやなという気はしますけど」

 若年層を対象にしたオンライン診断が少しずつ広まっているのではと感じているといいます。府は20歳~49歳の軽症者としていたオンライン診療の対象を、8月11日~8月27日の間は12歳まで引き下げると発表しました。

 (小畠クリニック 小畠昭重院長)
 「高齢者を優先して早くラゲブリオ(抗ウイルス薬)を投与して重症化を防ぐことができればと思いますので。システムをうまく利用していただいて、発熱外来にすぐ行かないで自分で何とかする。スキルがある人にはやってもらいたい」

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