【内閣改造】「国難突破のため安倍・菅政権の実力者を」 “統一教会”線引きは…
10日に予定されている内閣改造。9日夜、その顔ぶれがわかりました。デジタル担当大臣に河野太郎さん、経済安全保障担当大臣に高市早苗さんなどが内定しています。安倍・菅内閣でも見た顔が多いなという印象ですが、この狙いはなんなのか、山崎大輔・官邸キャップに聞きます。
──おなじみの方が多いと思いますが、これが岸田カラーということなんでしょうか。
有働さんの印象の通り、岸田総理周辺は「国難を突破するために安倍・菅政権の実力者を入れた」と話しています。政策の継続性が重要な分野では、留任や経験者を起用しました。
例えば、コロナ対策では山際コロナ担当大臣は留任。厚労大臣には経験者の加藤勝信氏を起用しました。
ウクライナ情勢への対応や防衛力の強化が重要課題となる安全保障分野では林外務大臣が留任。防衛大臣には経験者の浜田氏をあてました。
一方で、派閥のバランスに配慮した人事で、全体の印象としては「手堅く」「地味」な人事といえます。
──結局、“統一教会”との関係の「線引き」は…
今回、教団や関連団体との関係を認めた閣僚7人は全員、交代しました。
ただ、このうち関連団体のイベントに参加したことを認めた萩生田経済産業大臣は、党の政調会長に起用されました。岸田総理周辺は「教団や関連団体と関係があった人が一概にダメということではない。説明責任を果たすことができる人であればいい」と話しています。
──落合さん、気になる人はいますか?
落合
「全体として、僕の親交がある人が多いなと…。選挙特番に出てくれた小倉さんもいますね。経済・実務寄りかつメディア映えする人という印象。でも、サプライズはないですね。河野さんのデジタル担当大臣は、これまでのご経歴を見ても一番適任だと思います」
──河野さんなどについては…
河野氏の起用には様々な意味合いがあります。1つは次の総裁選でのライバルになる河野氏を閣内に取り込んでおくという狙いがあります。
また、河野氏は麻生派に所属していますが、麻生派を率いる麻生副総裁は河野氏の入閣を求めていませんでした。前回の総裁選では河野氏の立候補をめぐり派閥が分裂したため、河野氏を一本釣りで起用することで麻生副総裁が力を持ちすぎないように麻生派にくさびを打ち込んだという見方もあります。
(2022年8月9日放送「news zero」より)
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