占領地で進められる「ロシア化」 ザポリージャでも(2022年8月9日)

占領地で進められる「ロシア化」 ザポリージャでも(2022年8月9日)

占領地で進められる「ロシア化」 ザポリージャでも(2022年8月9日)

 ウクライナへの侵攻を続けるロシアが占領した地域でロシアによる併合を正当化しようとする住民投票の準備が進められています。

 国営ロシア通信は8日、ウクライナ南部・ザポリージャの親ロシア派地域の行政機関トップがロシアへの編入に向けた住民投票に関する法令に署名したと報じました。

 欧米側は併合を正当化するためのロシア主導による「見せ掛けの住民投票」だと指摘しています。

 ウクライナのゼレンスキー大統領も7日、「住民投票を行えばロシアはウクライナや自由世界との交渉の機会を自ら閉ざすことになるだろう」と牽制(けんせい)しています。

 ロシア主導とみられる住民投票はヘルソンとルハンスクでも計画されていて、ロシアの統一地方選と同日の9月11日の実施を目指しているとされます。

 ただ、関係者によりますと、選挙名簿の整理など行政的な手続きは遅れているということです。
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