現役女性自衛官“セクハラ”訴訟 国は争う姿勢(2023年6月8日)
セクハラの被害者として配慮されずに不利益を被ったとして、現役の女性自衛官が国に対して1000万円を超える損害賠償を求めている裁判の第1回口頭弁論で、国側が争う姿勢を示しました。
航空自衛隊所属の女性自衛官は那覇基地に所属していた2013年に3階級上の男性自衛官から業務上の叱責(しっせき)のなかで、交際相手との性行為について言及されるなどのセクハラ被害を受けたと主張しています。
セクハラ被害を自衛隊内に訴えましたが、被害者として配慮されずに不利益を被ったとして今年2月、国に対して慰謝料などおよそ1170万円の損害賠償を求めて東京地裁に裁判を起こしました。
東京地裁で8日に開かれた第1回口頭弁論で国側は争う姿勢を示し、訴えを退けるよう求めました。
その後の会見で女性自衛官は「きょうを迎えることは自分のセクハラ事案が対処されず、最悪の方向に向かった結果だと思う」と訴え「私が経験したことが下の子たちに起こってそれを黙認することはしたくない」と述べました。
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