【ウクライナ】停戦の見通し立たず…東部・ドネツク州で住民の強制的避難始まる
ロシアが完全制圧を目指すウクライナ東部・ドネツク州で2日、住民の強制的な避難が始まりました。
ウクライナの副首相は2日、東部・ドネツク州で、住民の強制的な避難が始まったとSNSで明らかにしました。州知事によりますと、最初の列車には136人が乗り、中部・キロボフラード州に到着したということです。
冬までに停戦の見通しが立たない中、さらなる戦闘の激化が予想されるため、政府は避難の義務化を決定していました。
一方、ロシアメディアによりますと、ロシア最高裁は2日、ウクライナの治安組織「アゾフ連隊」をテロ組織に認定したということです。これにより、ロシア側に拘束されている「アゾフ連隊」のメンバーは、国際法に基づく“捕虜”として扱われず、“テロ組織の共犯者”として、裁判にかけられることになります。
こうした中、ウクライナの穀物を積み、南部・オデーサの港を出港した貨物船の第一便は、交戦に巻き込まれるリスクのある海域を抜け、2日夜、トルコ・イスタンブールに無事到着しました。3日に積み荷などの検査を受け、中東のレバノンに向かう予定です。
(2022年8月3日放送)
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