“車も壊れる暑さ“修理依頼「去年の倍」に…各地の危険な暑さ 1週間ほど続く見込み(2022年7月31日)
列島各地で危険な暑さとなったきょう31日、40℃に迫る地点もありました。
都心でもおよそ1カ月ぶりの猛暑日を記録する中、暑さによる車のトラブルも多発しました。
▽列島“危険な暑さ”40℃迫る場所も
「現在市内の温度計は38.1度を示しています。非常に暑く、街を歩いている人もほとんどいません。」
夏の高気圧に覆われたきょう31日、埼玉県熊谷市では、午前中に35℃を超え、午後4時前には最高気温38.4℃を記録しました。
(熊谷市民)「(暑さには)比較的慣れてはいますけど。でもとても暑くて日差しがものすごくて。」
「もう暑い、それを取り越して、ジリジリって感じね。なんか特別きょう暑い。」
東京でも、朝から真夏の日差しが降り注ぎ、気温がぐんぐん上昇。練馬区は、最高気温が36.9℃。都心で35℃と、今月3日以来、およそ1カ月ぶりの猛暑日となりました。全国的にも、京都や群馬など12都府県で最高気温が37℃以上と危険な暑さになりました。
「正午すぎの福島市です。じりじりと強い日差しが降り注いでいて、焼けるような暑さを感じます。」
31日の福島市の最高気温は37.6℃。厳しい暑さに子どもたちは。
「暑いです」
Q. かき氷食べたらどう?
「身体が少し熱いけど冷める感じ」
「こんなに暑い日あんまりないから、やっぱり夏だと思いました。」
暑さの影響は、こんなところにも出ていました。
「もうちょっと、もうちょっと…」
吹き出す汗にまみれて作業するのは、車の出張整備士です。このところ、暑さによる車の故障が多発し、修理依頼が激増していると言います。
依頼は、エンジンが急に掛からなくなったというもの。オルタネーターと呼ばれる発電機の故障が原因でした。
(セイビー 江連知哉整備士)「エンジンを止めた時とか普段も(部品が)冷えることがないし、(暑さで)走行の風自体も熱くなってしまうので、それと年式的な経年もあって、この暑い時期なので熱がきっかけになって今回不具合が起きたのかな」
「株式会社セイビ―の山本と申します。現状、エアコンの効きが悪いと言うふうに頂いたんですけども…」
24時間、修理の依頼を受けているこちらのコールセンターには、31日の午前10時までで、既に30件もの問い合わせが来ていました。そのほとんどが、暑さが原因と思われる故障です。
(セイビー 千村真希取締役)「特に梅雨明けして急に暑くなった日からエアコン関係とかオルタネーター(発電機)、バッテリー関係(の依頼)というのが増えてきた。昨年は150件ぐらい7月で依頼があったけども、今年は300件をゆうに超えている」
31日の修理依頼は、午後6時時点で90件。原因のひとつには、半導体不足によって新車の供給が少なくなり、買い替えを控えていることもあると言います。
(セイビー 千村真希取締役)「新車が入ってこないというところで今の車に乗り続ける。そうすると経年数が延びてくるというところで修理・整備・点検というのが必要になってくる車が増えてきている。8月はもっと去年も7月より(修理依頼の)数が多いので、今年の8月もかなり増えると思っています」
この暑さは、今後1週間ほど続く見込みで十分な水分補給など、熱中症対策が必要です。
7月31日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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