「賛成派の女性は気持ち悪い」など問題発言を連発 人工妊娠中絶を巡り米保守派議員(2022年7月29日)

「賛成派の女性は気持ち悪い」など問題発言を連発 人工妊娠中絶を巡り米保守派議員(2022年7月29日)

「賛成派の女性は気持ち悪い」など問題発言を連発 人工妊娠中絶を巡り米保守派議員(2022年7月29日)

 トランプ支持派で知られるアメリカ共和党の男性議員が人工妊娠中絶を巡り、「親指みたいな女性を誰も妊娠させたがらない」などと発言し、大きな問題になっています。

 保守派で知られる共和党のマット・ゲーツ議員は先週末、演説で妊娠中絶問題について触れ、「賛成派の女性は本当に気持ち悪い」「妊娠できそうにない女性がなぜ、中絶を心配するのだ」などと発言しました。

 親指みたいな女性を誰も妊娠させたがらないなどとも語り、ネット上では「人を外見で判断しすぎ」「あまりに女性差別的だ」などと強い批判が相次ぎました。

 マット・ゲーツ議員:「(Q.中絶賛成派の女性は醜く肥満ということですか?)そうです」「(Q.発言に『傷付いた』という人たちに対しては?)傷付けばいい」

 この発言に「Z世代」の若者が反発し、19歳の女性がネット上で支援を呼び掛けました。

 ゲーツ議員の発言が話題になると、この支援にも注目が集まり、わずか数日でなんと100万ドル、1億3000万円以上が集まりました。

 呼び掛けた女性は「ゲーツ議員の発言で逆に支援が集まった」とゲーツ議員に「サンキュー」と感謝状まで出しています。今後、中絶を行う病院の支援などに使う予定だということです。

 アメリカでは6月、連邦最高裁判所が妊娠中絶の権利を認めた1973年の判決を覆す判断を示しています。

 オハイオ州では中絶が禁止となりましたが、10歳の女の子が性的暴行によって妊娠し、隣の州で中絶手術を受けることを余儀なくされています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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