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診察待ち患者 医療スタッフに“怒号”も…発熱外来に殺到 無症状陽性者「相当いる」【もっと知りたい!】(2022年7月27日)
26日、全国で新たにおよそ20万人が新型コロナウイルスに感染しました。病院が急増する感染者の対応に追われるなか、怒鳴り付ける患者が医療スタッフを苦しめています。
■“第7波”無症状の陽性者「相当いる」
千葉市にあるクリニック。26日も、発熱外来には、常に20人から30人が並んでいました。
東京ビジネスクリニック・内藤祥院長:「朝、受け付けが始まった時点で(定員)人数を毎日、上回っている。陽性率が非常に高くなっていて。今週は80%を超えている。熱がある方、風邪のような症状がある方は、コロナじゃないと考える方が不自然」
福岡の病院では、朝から数十メートルにわたり行列ができました。感染者の多い大阪では、発熱外来に並ぶ人で商店街の一部が埋め尽くされています。
内藤院長:「無症状で熱もないような方が、陰性証明のために検査をしたんですけど、検査をしたら陽性が出てしまって。無症状の陽性者というのが相当な数いると考えられます」
■都の診療機関「これ以上受け入れできず」
26日、都内の新規感染者は3万1593人。先週火曜日と比べ、感染者はおよそ2万人増えました。
都の発熱相談センターによると、患者からの電話がやまず、登録している診療機関からは「これ以上、受け入れできない」との連絡が次々に来ているといいます。
東京都福祉保険局のサイトには、診療機関を表すマップがあります。
青色のマークは、受け入れ可能な医療機関となっています。オレンジ色のマークは、かかりつけの患者のみの受け入れとなっています。それが、半分ほどを占めています。
■患者から怒り…スタッフの心は深刻な状態
東京・北区のクリニックでも一日中、電話が鳴りやみません。
メールも含め、200件を超える問い合わせが来ていますが、応えられる数は10分の1にも満たないのが現状です。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:「息苦しい?結構ね、下気道に炎症が広がって過敏になっている。ご飯食べられてます?食べられない」
患者が長時間待たされて診察にたどり着くなか、そのストレスや怒りがスタッフにも降り注いでくるといいます。
伊藤院長:「『何で受診できないの?』『何で予約取れないの?』。決して皆が、今の状況を共通認識として把握して共感しているわけではない。『意味分からない!』『うちの子に何かあったら責任を取れるの?』という感じで、罵声を浴びせられてしまったりすると、心がなえる。返す言葉がなくなって、耐えきれなくなるスタッフもいる」
院内スタッフの心は、深刻な状態だといいます。それは、院長自身もです。
伊藤院長:「さっきも夜、検査結果の説明した若い方が『遅くまでありがとうございます』って言ってくれた方がいて。『遅くまでありがとうございます』という一言に、ちょっとホロっときてしまうくらい」
■「特設発熱外来治療センター」開設期待
ここに書かれた「正」の字は、26日に受け入れを断わらざるを得なかった人達の数です。
伊藤院長:「実は新しい試みを。これじゃイカンと思って。オンラインで少しでも診察をして、一人でも多くの人に。きょうは、いつもだと十数人しか診られないところを24人の患者さんを診ました」
院長は、26日からオンライン診療を開始。前の日に比べ、およそ倍の患者を診ることができました。ただ、個人の努力にも限界があるといいます。
伊藤院長:「とてつもなく、発熱外来が足りないというのが分かってきたので。特設発熱外来治療センター、こういった大規模なものを、たくさん作ってもらうということを考えて頂けないかなと期待」
(「グッド!モーニング」2022年7月27日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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