シカなのに“シフゾウ”?「120種が絶滅寸前」中国での保護現場にカメラが密着 “シフゾウ”漢字で書くと・・・納得!|TBS NEWS DIG
中国では、日本であまり馴染みのない動物も含め、およそ120種が絶滅寸前だといいます。自然保護区を取材しました。
記者
「長江のほとりの草原に多くのシカが見えます」
中国の国家一級保護動物に指定されている「シフゾウ」です。
「シフゾウ」はシカの仲間で、100年以上前に野生では絶滅。その後、イギリスで飼育されていた個体が持ち込まれ、ここ、湖北省で繁殖が行われたのです。
記者
「何度もこうして角を水辺につけて草を引っかけているような、そんな行動をしています」
独特のこの動作、実は重要な意味がありました。
自然保護区の担当者
「(角にかけた草は)繁殖期にメスを引き付けるための飾りです」
シフゾウは現在、自然保護区とその周辺でおよそ2500頭が生息しているといいます。
自然保護区の担当者
「私たちの技術で、もっと生存できるようにしたい」
ところで「シカ」なのに、なぜ「シフゾウ」の名が? 理由は、見た目にあります。
ツノはシカ、頭はウマ、ひづめはウシ、しっぽはロバに似ているものの、全体的には4種類どれでもないことから「四不像」。
「不像」は中国語で“似ていない”という意味です。ゾウとは無関係でした。
こちらは南部、福建省。標高1000メートルの山の中にいたのは。
記者
「柵の向こうには、たくさんのトラがいます」
華南トラです。このトラもまた、絶滅の危機に直面していました。
トラ繁殖の研究者
「道路を作ったり村が発展したりして、トラの生存エリアが少なくなってしまいました」
1990年代には、たった50頭にまで減ってしまったという華南トラ。この保護センターで繁殖に取り組んだことで、今は246頭にまで増えているということです。
絶滅危惧種の指定を脱し、中国の野山をトラが自由に行きかう日はくるのでしょうか。
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