受託収賄容疑で元理事宅捜索 “AOKI疑惑”見返りに便宜か(2022年7月26日)
東京オリンピック・パラリンピックからおよそ1年。東京地検特捜部が組織委員会の元理事の自宅などに家宅捜索に入りました。高橋元理事の家宅捜索まだ続いているんでしょうか。
(社会部・岩下耀司記者報告)
15分ほど前に家宅捜索を終えたとみられる係官らが、高槁元理事の自宅から出てきました。
その後の関係者への取材で、特捜部による家宅捜索の容疑が受託収賄であることが分かりました。
受託収賄とは職務に関して依頼を受けて承諾し賄賂をもらうことをさします。
つまりAOKI側から高橋氏への金銭提供は、賄賂だった疑いがあるとの見方が強まり、特捜部は家宅捜索に踏み切ったとみられています。
その金銭提供の流れを整理します。
2017年、高橋氏は自身の会社とAOKI側とで、コンサルタント契約を結び、受け取った金額は合わせて4500万円に上るとみられています。
そして契約の翌年、AOKI側は大会スポンサーとなり、公式ライセンス商品を販売することができました。
焦点となるのは高橋氏が金銭の見返りに便宜を図ったかどうかです。
特捜部は高橋氏の自宅のほか、スポンサーの選定にも関わっていたとみられる大手広告会社「電通」などの関係先にも捜索に入っています。
今後は押収した資料を分析するなど、受託収賄にあたるかどうかも含め実態解明を進めるとみられています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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