“爆発的噴火”桜島 警戒レベル5「初適用」…気象庁 膨張解消されず 今後も注視(2022年7月25日)

“爆発的噴火”桜島 警戒レベル5「初適用」…気象庁 膨張解消されず 今後も注視(2022年7月25日)

“爆発的噴火”桜島 警戒レベル5「初適用」…気象庁 膨張解消されず 今後も注視(2022年7月25日)

 24日夜、鹿児島県の桜島が噴火した。気象庁は、桜島の噴火警戒レベルを最も高いレベル「5」に引き上げた。

■33世帯51人に避難指示

 24日午後8時5分ごろ、鹿児島県の桜島で、爆発的な噴火が発生した。

 桜島の南岳山頂火口、および昭和火口から、おおむね3キロ以内の居住地域にあたる鹿児島市有村町、および古里町の一部では、大きな噴石に厳重な警戒・避難などの対応をするよう呼び掛けている。

 鹿児島市・下鶴隆央市長:「避難所を開設しておりますし、速やかに準備のうえ、避難にご協力をお願いしたいと思います」

 噴火で弾道を描いて飛散する大きな噴石が、火口からおよそ2.5キロまで達し、気象庁は、噴火警戒レベルを最も高い5の「避難」に引き上げた。

 33世帯51人に避難指示が出ている。

■警戒レベル5“初適用”

 政府は、総理官邸に対策室を設置し、厳重警戒を呼び掛けた。

 磯崎仁彦官房副長官:「警戒地域にお住まいの皆様は、自治体や気象庁からの情報、テレビ、ラジオ、インターネットなどの情報に注意して、命を守る行動を行って下さい」

 桜島で噴火警戒レベル5が適用されるのは、今回が初めてだという。

 桜島では、18日から山の膨張を示す地殻変動が起きており、注意が呼び掛けられていた。

■気象庁「厳重に監視」

 気象庁は、大規模噴火が切迫している状況ではないとしつつ、今回の噴火で膨張は解消されておらず、今後も注視していくという。

 気象庁 地震火山部・中辻剛火山監視課長:「桜島の火山活動は、非常に活発化しております。膨張した部分が(今回の噴火では)解消していないので、今後もこの膨張部がどのようになっていくかは、我々、厳重に監視をしていきたい」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年7月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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