【異常気象】炎の竜巻発生か 南米各地、山火事&土石流で深刻被害(2023年2月8日)
南米チリで発生した大規模な山火事は今も制御できない状態が続いています。一方で、隣国のペルーでは土石流が発生し、多くの住宅が巻き込まれるなど、南米各地で異常気象による被害が相次いでいます。
森の中で燃え上がる炎。複数の場所から火の手が上がり、ヘリは消火剤などを投下するポイントを探ります。そして炎へ向け散水。建物のそばまで炎が迫っていました。南米チリで発生した大規模山火事。延焼を防ぐため空からの消火を続けますが、ヘリの数は限られていて、危険が差し迫っている場所を見極め消火しなければなりません。
地元メディアで取り上げられた映像。突如燃え広がった畑から火柱が。炎の竜巻と言われる火災旋風が発生。町に迫る炎。避難する住民たち。しかし、道路の前も後ろも炎が押し寄せ、道路上で孤立する姿も…。海外メディアによると、7日の時点で80件以上の火災が制御できない状態にあるといいます。
消防隊員:「すべてのチームをここに集め、消火にあたります。現場はカオスな状況です」
猛暑になっている南米各国では先週から高温な状態が続き、異常とも言える気象現象が発生。
隣国のペルーでは、“水”が人々を襲いました。降り続いた雨で大規模な土石流が発生。カメラに向かって迫る大量の泥水。岩やタイヤなどを巻き込んで、村の中を流れていきます。流れに足を取られた男性が激流の中へ…。泥まみれになって流される男性を住民たちが必死で助け出します。
実はこの地域は、危険であるにもかかわらず人口が増え続けていました。その理由は「金」です。
ペルー南部にある山あいの村を襲った大規模な土石流。
地元住民:「家は一軒も残っていません。大災害です。村のあちこちに遺体がある」
直接の原因は降り続いた雨ですが…政府は以前から住民たちに転居を呼び掛けていました。周囲を山に囲まれたこの村。近くで金の鉱山が見つかり、20年ほどで人口が急激に増加。乱開発と鉱山での採掘活動で、地滑りなどが発生しやすくなっていたということです。
地元自治体の市長:「1000世帯以上が被害。90%の家が完全に破壊された」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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