総重量1キロの“特大うな丼”!今年の「土用の丑の日」商戦…狙いは若者“Z世代”?イオンが“うなぎの白焼き”を去年の5倍も仕入れたワケ|TBS NEWS DIG
7月23日は「土用の丑の日」です。スーパー大手の「イオン」が2021年の5倍も仕入れたのは“蒲焼き”ではなく“白焼き”でした。そこには若者、いわゆる“Z世代”を取り込む狙いが!
■総重量1キロ“鰻玉丼”
東京・池袋の飲食店「いづも池袋」の名物が…
大きな丼にドーーンと大きなうなぎがのっかっています。総重量は1キロ!大きなうなぎの下には、大きな玉子焼き!その名も「鰻玉丼」です。
お客さん
「玉子にすごく出汁がきいていて、フワフワで、とてもうなぎと合っていて、美味しかったです」
2022年はウナギの仕入れ値や光熱費などが軒並み高騰しているなか、“少しでも満足してもらいたい”と、ランチタイムのお値段は1980円!
■イオンはZ世代向けに「白焼き」「蒲焼き風ししゃも」
イオンの店頭ではうなぎを“推しまくり”!
なぜなら「うなぎの蒲焼き」が2021年の「土用の丑の日」に圧倒的に売れていたんです!
ところが、2022年のイオンでは、蒲焼きだけではなく…
イオンリテール 水産商品部 松本金蔵部長
「特に今年大きく力を入れているのは、白焼きです」
酒のつまみなどとして、中高年を中心に購入されてきた“白焼き”。ちょっと“シブすぎる”のでは?と思ってしまいますが、実は2021年、店頭で品切れになるほどの人気に!
そこで2022年は、2021年の5倍の白焼きを仕入れ、さらなる需要を見込み“新たな戦略”を打ち立てました。
イオンリテール 水産商品部 松本金蔵部長
「インスタ映えがするであったり、アレンジレシピで若い世代の方にも楽しんでもらおうと」
白焼きのアレンジレシピ!
いわゆる“Z世代”の需要を掘り起こそうと、白焼きの“アレンジレシピ”をアピール!
どんなアレンジを思いつきますか?街で聞いてみると…
「バジル、プチトマト、ニンニク?ニンニクいいね。オイルベースのパスタ」
「オリーブオイルで軽く焼いてチーズをのせて、バジルで。洋食系になると思いますけど」
その一方で、イオンは「ウナギが苦手」や「食べない」というZ世代を取り込もうと新商品も!
それが、“蒲焼き風”になっている「ししゃも」です。なぜでしょうか?
イオンリテール 水産商品部 松本金蔵部長
「ししゃもについては、Z世代の買い上げ頻度が非常に高いということで、開発させていただきました」
■パン屋も異業種から参戦
激化する“土用の丑の日商戦”。異業種から参入する動きも!
名乗りを上げたのはパン屋さんです。
パンの表面をチョコレートでコーティングし、うなぎの照りを表現した「うなぎぱん」に、フワフワのパン生地にチョコチップを練り込み「蒲焼き」を表現した「かば焼きデニッシュ」。
もしかして…どこかにうなぎが?
エムアイフードスタイル メニュー開発担当 小泉佑斗さん
「申し訳ないんですけど、うなぎは一切入っておりません」
「土用の丑の日」は、まさにビジネスチャンス!各社が商品開発にしのぎをけずっているようです。
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