大雪で首都高は大混乱 一晩中立ち往生する車も 一夜明け 銀世界の東京は・・・(2022年1月7日)

大雪で首都高は大混乱 一晩中立ち往生する車も 一夜明け 銀世界の東京は・・・(2022年1月7日)

大雪で首都高は大混乱 一晩中立ち往生する車も 一夜明け 銀世界の東京は・・・(2022年1月7日)

 6日に関東に降った大雪の影響で首都高では通行止めが相次ぎ、一晩中立ち往生する車が出るなど大混乱に陥りました。

 白く染まった東京。見下ろす分には優雅ですが、地上は大変。

 東京・北区を行く首都高の王子北入口。

 「閉鎖」の表示の奥に続く長いスロープでは、関係者が地道にコツコツ氷を取り除きます。

 さらに、その先では思わぬ光景が・・・。五色桜大橋で立ち往生した車の後ろでは、まだ動ける車が「バック」して出口を目指していました。

 こうした事態を避けられなかったのか・・・。首都高の通行止めは6日午後4時半、台場線などで始まり、14路線に拡大しました。

 首都高速道路(取材に対して):「各所で早めに規制をしたが、雪が当初の予想より多かった」

 復旧作業で精一杯なため、立往生が何件起きたかも「把握できていない」といいます。

 同様なトラブルは4年前にも発生。

 山手トンネルの「上り坂」でトレーラーが立ち往生したのをきっかけに渋滞が一晩中続きました。

 立往生は事故でも起きます。

 対処法には「中央分離帯の一部を外し反対車線に車を逃がす」とか「車を端に誘導し隙間を作って『逆走』させることもある」といいますが・・・。「大雪」の時、活用できるかは不明です。

 今回、首都高はドライバーのために「簡易トイレ」と「パンや飲み物」を用意したといいます。

 7日朝、銀世界となった東京都心。

 関東地方を中心に異例の冷え込みとなり、都心ではマイナス3.5度まで気温が下がりました。

 路面はツルツルの状態で、都会暮らしの人たちにとって坂道は恐怖でした。

 まるでゲレンデでスノーボードをしているかのように降りる人。手すりがなくなり、カニ歩きで降りる人。一方、上る人を見てみると、前に進めない人。上ったのに滑り降りてしまう人の姿もありました。

 平らな場所でも慎重に歩きますが、横断歩道の塗装部分に足を取られて転びそうになる人が続出していました。

 東京・巣鴨の地蔵通り商店街では、正午すぎになっても一部で路面が凍結していました。

 年配の人たちは慎重に歩いていました。

 雪国出身だという女性は・・・。

 女性:「コロナが怖いだけで雪はなんともない」

 ツルツルの路面はプロの運転手たちをも手こずらせました。

 北区では午前9時ごろ、スタッドレスタイヤをはいていたタクシーがカーブを曲がり切れずに建物に突っ込む事故が発生。

 タクシーの乗客が首の痛みを訴えているということです。

 東京・国分寺市では午前9時前、路線バスが右カーブを曲がる際にスリップし、道路沿いの住宅に衝突しました。

 事故の直前にバスのそばを自転車で走っていた60代男性が路面凍結していた影響で転倒。

 バスは、この男性を避けようとし、スリップを起こし住宅に衝突したということです。

 この事故で、バスの運転手と自転車の男性がけがをしました。

 東京消防庁によりますと、7日午後3時までに転倒事故などで262人がけがをしています。

 6日に10センチほどの雪が積もった関東屈指の観光地、神奈川県箱根町でも・・・。

 地元の中学生も足を取られるほど道路は凍り付いていました。

 この路面状況に地元の人は・・・。

 地元の人:「夏(ノーマル)タイヤで動くのは自殺行為だと思う」

 それでも県外からの旅行客のなかには6日にノーマルタイヤで来ていた人も・・・。

 ノーマルタイヤで県外から来た人:「(Q.きょうは帰れそうですか?)気を付けてスピード出したりブレーキ強く踏まなければ、問題なさそうだなというイメージです」

 楽観的でしたが、外に出て考えを変えたようです。

 県外から来た人:「路面凍ってるなというのだったら、無理しないですぐ(車を)止めて泊まろうかなと思う。最悪、車にもキャンプ道具みたいなのもあるので、車中泊もできますから・・・」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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