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甘利氏「誰一人、全体仕切る力もカリスマ性もない」会長空席で『安倍派』継続(2022年7月21日)
安倍元総理が亡くなってから初めて行われた清和政策研究会、通称:安倍派の総会。安倍元総理の国葬までは、会長ポストは空席のままにし、幹部の体制も現状維持することが、総会で正式に決まりました。今後も“安倍派”を名乗り続けることになります。
安倍派の派閥運営。大臣や自民党執行部の経験者数人で“集団指導体制”とすることも検討されていました。
テレビ朝日“安倍派”担当・小池直子記者:「当初、水面下で進んでいた“集団指導体制”に切り替えるという構想に対しては、メンバーに入れない大臣経験者などから異論が相次いだ。集団指導体制の中に、派閥の役職についていない人も入る予定だったため、『大義がない』『自分こそが入るべきだ』などと反発が強く、立ち消えになってしまった」
自民党議員の四分の一が所属し、最大派閥である安倍派。かつての領袖でもあった森元総理は2カ月前、こんな話をしていました。
森元総理:「『派閥があと何名で100名になるぞ』『90名も超える』なんてやってた時が一番危ない。それで滅びたところがたくさんある。分解をする」
今後どうなるかは未知数です。安倍元総理の盟友の甘利前幹事長は、こう話します。
甘利前幹事長:「誰一人、現状では全体を仕切る力もカリスマ性もなく、今後どう「化けて行く」のかが注視されます」
9月上旬にも内閣改造と自民党の役員人事が行われるといわれています。“安倍派排除が始まる”との見方もあります。
テレビ朝日“安倍派”担当・小池直子記者:「岸田総理はこれまでも安倍元総理の意向に反した人事をしてきた。当然、安倍派内では反発もあったが、安倍さんが納得するのであれば仕方がないと、(安倍)派内の不満を収めてきた。安倍さんの存在は、岸田さんにとっても助かっていた。重しがなくなった今、岸田総理としては、安倍派を切り崩したりするのではなく、相当、気を使いながら、自分に不満が向かないよう、納得してもらえる人事を練っていくことになる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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