「有効性が推定されるとは判断できない」塩野義“コロナ飲み薬”継続審議(2022年7月20日)
塩野義製薬が開発していた新型コロナの飲み薬について、厚生労働省の専門部会は、現時点では緊急承認を見送ることを決めました。
20日夜開かれた会議では、妊婦が使うと胎児に奇形が生じる可能性があることなどから、慎重な承認を求める声が委員から相次ぎました。その結果、最終的に「これまで提出されたデータからは有効性が推定されるとは判断できない」として、現時点では緊急承認を見送ることが決まりました。
塩野義製薬は、新型コロナウイルスの増殖を抑える飲む治療薬『ゾコーバ』について、安全性が確認され、有効性が推定されれば、条件付きで承認する“緊急承認制度”の適用を求めていましたが、先月の厚労省の審議会で「臨床症状の改善が示されていない」などとして、結論が持ち越しになっていました。専門部会は、塩野義製薬が、現在、行っている臨床試験などの結果を踏まえて、もう一度、審議をすることにしています。
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