市原市親子殺傷事件 親戚の男が初公判で強盗殺人認める

市原市親子殺傷事件 親戚の男が初公判で強盗殺人認める

去年4月、千葉県市原市の住宅に強盗目的で押し入り、親子2人を、殺傷した罪などに問われている親族の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

無職の内藤昌弘被告（42）は去年4月、市原市の住宅で叔父の武藤良博さん（74）から金のネックレスを奪う目的で、胸を刃物で刺して殺害したうえ、殺害を止めようとした武藤さんの息子（42）の胸を刺して殺害しようとした強盗殺人などの罪に問われています。

きょう開かれた裁判員裁判の初公判で、内藤被告は起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で、「内藤被告はキャバクラ遊びで、500万円以上の借金があり、武藤さんから借りたロレックスの時計を無断で質屋に38万円で売却して横領した」。

「武藤さんから時計を返却しないと警察に届け出ると言われた。家族に借金と仕事を辞めたことがばれることを恐れ、殺害を実行した」と指摘しました。

弁護側は「内藤被告は罪を認めて、いかなる刑罰にも服する覚悟だ」と述べた上で、「殺害された人数はただ1人にとどまり、犯行の計画性は綿密なものではなく、用意も周到とは言えない」と主張しました。判決は今月28日に言い渡される予定です。
（2022年03月09日13:36）

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