「医療従事者へ4回目のワクチン接種を」“第7波”で人手不足に…崩壊する訪問看護の現場 ｜TBS NEWS DIG
きょうも新型コロナの感染が全国で拡大しています。午後5時の時点で、全国での感染者は13万人を超え、過去最多を更新しました。
「終業式を始めます。一同、礼」
東京都内の小学校では、きょう終業式が行われました。いつもなら体育館で行われますが、熱中症と密をさけるため児童はそれぞれの教室に。
品川区立立会小学校 滝渕正史校長
「（夏休み中）まずはコロナウイルスにかからないように気をつけて過ごす」
恒例の“校長先生のお話”もリモートで配信です。
コロナ禍での“3度目の夏休み”を前に、子どもたちは。
「（Q.夏休み楽しみですか？）楽しみです」
しかし、新規感染者数が2万401人と、およそ5か月ぶりに2万人を超えた東京都の小池都知事は危機感をあらわにしました。
小池百合子都知事
「回復なさった方々をできるだけ速やかに転退院をしていただくような形で、現場の調整などをスピーディーにやってまいります」
止まらない第7波の感染急拡大。医療の現場にも暗い影を落としています。
東京都内の住宅。末期がんの男性のもとを訪れたのは、訪問看護を専門とする看護師です。
看護師
「今、コロナが流行っているのでちゃんとマスクをして（外に）行きましたか？」
患者
「（マスクをつけていないと）中に入れてくれませんよ、とんでもない話ですよ」
男性は病気で目が見えなくなり、訪問看護を必要としています。しかし、訪問看護の現場は“第7波”の猛威で、これまでにない「人手不足」に陥っているといいます。
訪問看護師
「スタッフの人数も限られているので、シフト回さないといけない。欠員が出ると困るので大変ですね。行けなくなると利用者に迷惑がかかる」
看護師を送り出すこちらの会社には、きょうもコロナによる欠勤の連絡が入りました。
訪問看護ステーションブロッサム 西村直之代表取締役
「いま、LINEを確認しました。濃厚接触者になったんですね。全然ご迷惑じゃないですよ、みなさんこうなることは7波は多いと思うので、そこは気にしないでください」
この会社では、コロナへの感染や濃厚接触者になったことで、先週は6人、今週は3人のスタッフが出勤出来ない状態になりました。“第7波”になるまでは無かったことだといいます。
会社の代表は、医療従事者へのワクチンの4回目接種が不可欠だと強調しました。
訪問看護ステーションブロッサム 西村直之代表取締役
「私たち在宅の現場で医療に携わっているが、患者への感染リスクを考えると早く打ちたいというのが正直なところ」
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