英・仏に異例の熱波 パリで40℃超も“エアコンなし”(2022年7月20日)
イギリスでは北アフリカからの熱波で観測史上初めて気温が40度を超えました。前代未聞の事態はフランスのパリでも起きています。エアコン普及率が約2割なのに気温は、40℃超え。暑さ対策はもう限界です。
どんなに暑くてもスイッチを押せば…ひんやり。
そんな常識が、通用しない国があります。
パリに駐在する宇野カメラマン。自宅は窓が開いた状態。
19日、フランスでは各地で最高気温が40℃を超えましたが…。
宇野カメラマンの自宅では扇風機で暑さをしのいでいました。
エアコンが買えない…。わけではありません。
例えば19日、パリ市内の公園。ニューヨークから来た女性に話を聞くと…。
普段はニューヨークで暮らす女性:「公園は唯一の暑さからの逃げ場です。市内にはエアコンがそれほど多くないので」
パリの7月の平均最高気温は25.7℃。このため、エアコンは普及せず、ヨーロッパ全体でも、「設置率は2割ほど」とするデータもあります。
そんななか、騒動も。
パリとベルギーのブリュッセルを結ぶ鉄道。19日、乗客がドアをこじ開け、たたき始めました。
この前後、列車は4時間にわたり停車。エアコンも効かず、乗客が暴れたとみられます。
停車の原因は不明なものの、ヨーロッパではこの日、熱波でレールが変形するなどし、あちこちで、遅延などが発生しました。
19日、イングランド地方では、最高気温が40.3℃を記録。平均最高気温が21.2℃なので「ほぼ倍」の暑さです。
ロンドンの住宅街ではこの夏、火災が頻発しているといいます。
ロンドン消防隊副所長:「深刻な状況です。一日の出動件数が多いためです。その多くはこの2日間の前例のない天候が関連しています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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