堤防決壊&橋崩落 宮城“観測史上最大”大雨 中古車店 冠水で「人生終わった」(2022年7月18日)

堤防決壊&橋崩落 宮城“観測史上最大”大雨 中古車店 冠水で「人生終わった」(2022年7月18日)

堤防決壊&橋崩落 宮城“観測史上最大”大雨 中古車店 冠水で「人生終わった」(2022年7月18日)

 梅雨末期のような大雨が3連休を襲いました。17日夜、埼玉県では竜巻とみられる激しい突風で屋根が飛ばされる被害が起きています。

■埼玉で“竜巻”か…激しい突風

 17日、関東甲信から東北で、大気の状態が不安定になりました。

 気象庁は、埼玉県北部で竜巻とみられる激しい突風が発生したと発表しました。

 埼玉県深谷市で建物のトタンが飛ぶなどの被害が出ました。けが人は、いないということです。

■堤防決壊…濁流で“橋”崩落

 梅雨末期のような大雨の影響で、宮城県大崎市は1日経っても広い範囲が水浸しとなったままです。

 16日、大崎市を流れる名蓋川の堤防が決壊しました。

 宮城県内では、各地に大きな爪痕を残しました。

 橋が真ん中でグニャリと折れ曲がっています。橋の付け根の部分も、地面が割れています。

 元の橋の映像です。12本の橋脚で橋を支えていたのですが、濁流で橋脚が壊れ、中央で折れ曲がり崩落しました。

 南三陸町では、増水した川によって国道が寸断。およそ100メートルにわたって、削り取られました。現在、復旧作業を進めています。

 松島町では、土砂でなぎ倒された木々が道路をふさいでいた場所など、町内の21カ所で土砂崩れが起きました。

■冠水…中古車販売店「人生終わった」

 冠水被害もありました。

 大崎市の住宅街です。この辺りも一面冠水してしまっています。奥の方を見ると、白い車が1台ドアの半分ぐらいの高さまで水没してしまっています。

 大崎市古川では、16日午前10時半までの12時間雨量が観測史上最大の208ミリに達しました。平年7月の1カ月分の雨量の1.2倍に相当します。

 大崎市矢目地区では、62世帯176人に警戒の最高レベル「緊急安全確保」が発令され、自宅から救助される人たちの姿がありました。

 救助された人:「1階はもう、畳がプカプカと浮いている状態。(水が)引くのを待っていたのですけど、引くどころか増えてきたので。ちょっとこれはまずいと」

 中古車販売店はSNSに「人生終わった。全部水没」と投稿しています。

 中古車販売店 店長:「(Q.冠水によって被害を受けた車は?)SUVの車以外、こちらに並んでいるすべての車です」

 車内が水につかってしまい、被害額は少なくともおよそ400万円に上るといいます。

 中古車販売店 店長:「ハイブリッドとかは床下に配線ある。水が入ると電気線がショートしたり、ハイブリッドバッテリーが水かぶると動かなくなる。間違いなく修理代の方が高い」

 17日、水がまだ道路に残るなか、住民は自宅の片付けに追われていました。

 18日は、西から天気が下り坂で、西日本を中心に再び大雨への警戒が必要です。

(「グッド!モーニング」2022年7月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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