東京の感染641人「まん延防止」は? 小池知事が総理と会談(2022年1月6日)

東京の感染641人「まん延防止」は? 小池知事が総理と会談(2022年1月6日)

東京の感染641人「まん延防止」は? 小池知事が総理と会談(2022年1月6日)

 新型コロナウイルスの感染者が6日、これまでに全国で3500人を超えました。一方、641人の新規陽性確認があった東京都の小池都知事は岸田総理大臣との会談で、ワクチンの優先供給などを求める見通しです。

 「第6波」という言葉が相次いで出ました。

 鳥取県・平井伸治知事:「我々現場から見ていますと、明らかにこれは第6波です」

 日本医師会・中川俊男会長:「全国的に第6波に突入したと考えています」

 5日に感染者が1人も確認されなかったのは秋田と富山の2県だけ。

 5つの都県では3桁を超え、空港検疫を含めて全国の感染者は2638人に上りました。

 なかでも突出しているのが沖縄です。6日に確認された感染者は981人。

 元日に確認された感染者の約19倍で、過去最多だった去年8月の809人を大きく超える人数です。

 6日朝から対策本部会議を開いた玉城知事は・・・。

 沖縄県・玉城デニー知事:「対策本部会議を開催し、沖縄県をまん延防止等重点措置区域として指定するよう、国に要請することを決定致しました」

 対象とするのは県全域。

 県では9日から月末までを想定していて、飲食店などへの時短営業や県外への不要不急の外出自粛を求める方針です。

 沖縄県・玉城デニー知事:「さらに数値等の改善が見込めない、あるいは感染の拡大がさらに広がっていくと予見されるのであれば当然、緊急事態宣言等のさらに厳しい措置についても進まざるを得ないというような認識」

 そして広島県でも・・・。

 広島県・湯崎英彦知事:「国に対しては、まん延防止等重点措置の適用の要請を致しました。このまま2日で2倍のペースが継続しますと、一日の新規報告者数が8000人発生する。これは1月の16日、17日くらい」

 また、山口県も・・・。

 山口県・村岡嗣政知事:「本県としては、初めてまん延防止等重点措置の適用を国に要請することにしました」

 要請を踏まえ、政府は3県に「まん延防止等重点措置」を適用する方針を固めました。

 沖縄、広島、山口の3県はいずれもアメリカ軍基地から感染が広がったとみられています。

 林芳正外務大臣:「私からはブリンケン米国務長官に対して、最近の在日米軍の新型コロナ感染状況を踏まえて、地元の不安解消に向けて外出制限の導入を含め、感染症防止拡大の措置の強化と徹底を強く求めました」

 在日アメリカ軍司令官は6日になり、基地の外でのマスク着用や日本到着後の検査実施の義務化などの対策を強化すると発表しました。

 やはり感染が急拡大している大阪と東京。大阪では5日の倍以上となる505人の感染が確認されました。そして東京では、やはり5日を大きく超える641人。
 
 国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師:「現時点における増加比が今後も続けば、爆発的な感染拡大となります」

 拡大を食い止める対策は取られるのでしょうか。

 東京都・小池知事:「適切な対応がどうあるべきなのか。これについては専門家の皆さんのご意見を踏まえながら対応を検討していく」

 小池都知事は6日午後に官邸に入り、岸田総理と面会しました。

 東京都・小池知事:「非常にスピードが速い。超音速という感じで進んでいることについて政府の方と連携させて頂いてしっかりと感染拡大防止、オミクロン株と闘っていきたいと考えている。きょうの要望ですが、オミクロン株などの特性を改めて明らかにして頂くことが対処方針、対処の仕方に関わってきます」「(岸田総理からは)専門家の話を聞いたうえでスピード対応ができるようにレベルの考えを見直していきたいという言葉があった」

 不安を募らせているのが宿泊業者です。

 なかでも千葉県では6日から県内や隣接県の住民を対象とした県独自の割引キャンペーンが始まったばかりです。

 鴨川ユニバースホテル・小川三喜男社長:「キャンペーンをうまく利用して、お得な形でご旅行されることを願っている」

 ホテルでは県独自のキャンペーンを足掛かりにして、いずれ再開されるGoToトラベルにつなげていきたいと期待していますが・・・。

 鴨川ユニバースホテル・小川三喜男社長:「オミクロン株の感染者が増えることで、やはり旅行へ行こうという気持ちが萎えてしまうのではないかなと。そこが一番懸念しているところ。また(感染者が)減少することを願っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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