「本当に残念」地元にも惜しむ声…安倍元総理に“最後の別れ”約1000人が焼香(2022年7月12日)

「本当に残念」地元にも惜しむ声…安倍元総理に“最後の別れ”約1000人が焼香(2022年7月12日)

「本当に残念」地元にも惜しむ声…安倍元総理に“最後の別れ”約1000人が焼香(2022年7月12日)

安倍元総理の告別式が、12日午後1時から東京・港区の増上寺で営まれ、家族や親交が深かった関係者など、約200人が参列しました。

出棺は、午後2時半過ぎ。助手席に乗った昭恵夫人は、手にした位牌を少し掲げるようにしていました。

葬儀での昭恵夫人の言葉です。
喪主・昭恵夫人のあいさつ:「まだ夢見ているようです。主人のおかげで経験できない色々なことを経験できた。すごく感謝しています。いつも私のことを守ってくれました。主人も政治家としてやり残したことは、たくさんあったと思うが、種をいっぱいまいているので、それが芽吹くことでしょう」
出棺前には、棺に花を手向けた後、数分間、頬ずりし、別れを惜しんだといいます。

安倍元総理の棺を乗せ、車は、ゆかりの地をめぐりました。最初に向かったのは自民党本部前。そこには、二階元幹事長や党幹部、職員らが顔を揃え、手を合わせました。その後、議員会館を経て、総理官邸へ。岸田総理らが、静かに見送りました。国会議事堂前を通り、長年親しんだ永田町に別れを告げ、斎場へと向かいました。

安倍元総理の地元・山口県下関市の事務所入口では、警察官が金属探知機で手荷物検査を行いました。中には献花台が設けられ、多くの人が手を合わせに訪れました。壁には、2人の祖父と父・晋太郎氏と並んで写真が飾られていました。
下関市民:「ありがとうございましたという気持ちで来ました。家族みんな行きたかったが、私が代表で来ました」
岩国市から来た人:「本当に残念」
広島・福山市から来た人:「拉致被害から安倍さんを支援していますから、小泉さんと。それからずっと。残念です」

荼毘に付され、午後8時過ぎ、渋谷区の自宅に戻った安倍元総理。後日、東京と地元・山口で、お別れの会が開催される予定です。
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