安倍元総理死去で政局激変 自民党・茂木幹事長に聞く(2022年7月10日)

安倍元総理死去で政局激変 自民党・茂木幹事長に聞く(2022年7月10日)

安倍元総理死去で政局激変 自民党・茂木幹事長に聞く(2022年7月10日)

自民党・茂木幹事長に聞きます。

(Q.今回、選挙戦で安倍元総理が凶弾に倒れるという事態になりました。このことが政治、政界に与える影響をどのように感じていますか)
今回の安倍元総理の銃撃事件は、深い悲しみ、強い憤りを覚えております。民主主義の根幹たる選挙が行われている最中、まさに演説中に今回の卑劣なテロ事件、暴力事件が発生した。強く非難したいと思います。我々は、テロ、暴力には決して屈しない。そういう断固たる思いで、最後まで戦い抜きました。安倍元総理に良い報告ができればと思っています。

(Q.閣内で安倍さん支える立場でしたが、どのような政治が行われてきたのでしょうか)
2010年、我々が政権に復帰してから、私は経済産業大臣、党でも選対委員長、政調会長、さらには、また経済再生担当大臣、外務大臣の経験をさせていただきました。強いリーダーシップを持たれている。そして、大きな方向性を示したうえで、非常に任せていただいた。日米貿易交渉など大変な交渉でしたけれど、我慢強く、見守っていただいたと思っています。

(Q.私たちの出口調査などでは自民党が議席を伸ばす勢いです。これまでの選挙、議席数、どうみますか)
まだ開票の途中ですが、全国を回りながら、大きな反響をいただいてきました。いい結果が出ることは期待したいと思っております。今回の勝敗ラインとしてきた与党で過半数。これはクリアできる。そして、改選で与党の過半数。これも視野に入ってきました。ただ、まだ接戦の選挙区もあります。また、比例でどこまで議席を積み上げられるか。このあと見守っていきたいと思っています。

(Q.選挙で街頭に立って、一番、手応えとして感じた政策テーマ何だったでしょうか)
自民党として、『日本を守る』『未来をつくる』と訴えてきましたが、外交面でいいますと、やはりウクライナ情勢によって国際秩序が揺らぎかねない。これはしっかり守っていくという点。ウクライナ情勢、これは決して対岸の問題でない。我が国を取り巻く安全保障環境。これも加速度的に厳しさを増している。こういったなかで、しっかりした、毅然とした外交、そして、安全保障戦略を自民党が展開していきます。このことについては、うなずいていただき、非常に反響があったと思っています。一方、ウクライナ情勢の緊迫化以降、原油の値上がり、さらには、食料品等、物価が上がっていくというなかで、ガソリンについては激変緩和措置を取ってきました。今回、物価高の原因になっているのは、ガソリンや電気代のエネルギー価格と、それから食料品の価格。そこにターゲットを当てた。しっかりした政策を与党として進めていくということを訴えてきました。

(Q.物価高、経済対策については、自民党の中からも思い切った財政出動すべきだと。野党からも大合唱でした。これについて、どのように岸田総理に進言をしますか)
これから必要な予備費5.5兆円を確保してあります。まずは機動的な対策、エネルギーと食料品の分野で取っていくと。同時に、今後、どういった経済の状況になっていくか。これは日本だけではなく、世界経済の問題もあります。こういった点も踏まえながら、今後の対策についてしっかり考えていきたいと思います。
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