ジョンソン首相“辞意表明”で後任は?ロンドンから中継|TBS NEWS DIG
ロンドンにいるあきばさんに聞きます。辞意表明となりましたが、この後はどう展開するんでしょうか。
ジョンソン首相本人は、次の党首が選ばれるまでは首相の職務を果たすとしています。任期途中で辞任する場合にはよくあることですが、これに党内から反対意見も出ていて、その間にどのようなダメージがあるかわからないという党内からの不信感の強さの表れでしょう。
新たな党首選びですが、所属議員の間の投票で2人に絞ったところで、一般党員を含む決選投票が行われることになります。このプロセスはジョンソン首相が選ばれたときは全体で1か月半ほどかかりました。スケジュールは来週発表されるということです。
調査会社「YouGov」によれば、保守党員の間での一番人気はウォレス国防相、それにモーダント貿易政策担当相、辞任したスナク前財務相、トラス外相が続きます。実際、トラス外相はインドネシアでのG20外相会合の予定を切り上げて帰国するとのことで、出馬を近く表明するのではとの観測が出ています。
Q.これまで時に強引に政策を推し進めてきたジョンソン首相の退場で、外交、内政、どんな影響があるでしょうか?
確かにキャラの立った首相が代わることになりますが、保守党政権であることは変わりありません。大きな路線変更は考えにくいでしょう。
ウクライナに対する軍事支援一つとっても、例えば、ウォレス国防相はジョンソン内閣でずっと担当してきたわけですし、トラス外相は時にジョンソン首相よりもタカ派な発言が目立っていました。
財政の健全性への向き合い方など国内政策や政権の運営手法については多少の変化は当然あると思われますが、近年進めてきた軍事・経済両面でのアジア太平洋地域でのプレゼンスの増加、中国に対する強硬姿勢、グリーンエナジーへのシフトといった部分は誰になるかによって程度の差はあれ、あまり変わらないと思われます。
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