【小5男児”顔面骨折”】痛み訴え“おう吐”するも…学校は救急車呼ばず

【小5男児”顔面骨折”】痛み訴え“おう吐”するも…学校は救急車呼ばず

【小5男児”顔面骨折”】痛み訴え“おう吐”するも…学校は救急車呼ばず

名古屋市内の小学校で5年生の男子児童が顔面を強打し、顔の骨を折る大けがをしました。男の子は痛みを訴え、おう吐しましたが、学校側は救急車を呼びませんでした。ケガをした男の子と母親が7日、日本テレビの取材に応えました。

      ◇

5日、愛知県名古屋市にある小学校で5年生の男子児童が顔面を骨折する大ケガをしましたが、学校が救急車を呼ぶなどの対応をしていなかったことが明らかになりました。

7日、その大ケガをした男の子が取材に応えてくれました。

ケガをした男の子
「(先生に)心配して『大丈夫?』とか言ってほしいなって。目が二重に見えたり、気持ち悪いなって思って。病院につれてってほしいなって」

男の子は「早く病院に行きたかった」と当時の気持ちを正直に話してくれました。

名古屋市教育委員会によると、男の子は休み時間に友達をおんぶして遊んでいたといいます。小走りで移動するなどしていたところ、つまずいて転倒し、顔面を強打したというのです。

その後、男の子はクラスメートに付き添われ、保健室へ。目の痛みを訴え、おう吐もしたといいますが、苦しむ男の子に対して、養護教諭は救急車を呼ぶことはありませんでした。

ケガをした男の子
「先生から『目を打ったのに、何で吐くの?』と怒った感じで言われた」

事故から約30分後に駆けつけた母親の前でも、男の子は繰り返しおう吐したといいます。

ケガをした子の母親
「自分の子供を見て、手で触って様子を見た時点で吐いているのに、苦しそうに吐いているのに、なんでこの状況で救急車を呼ばないんだと。病院に連れて行かないんだってことは思いましたね」

しかし、その場で学校側は「給食を食べたばかりで、吐いているのかも」と説明し、危機感はなかったといいます。母親は自ら119番通報し、男の子は病院に搬送されましたが、顔の骨が折れていて、緊急手術を受けました。

ケガをした子の母親
「(医者は)『命に別条はありません』と。だけど、『放っておくと大変なことになりますよ』と。ゾッとします。(放っておいたら)どうなっていたんだろうと」

男の子は元に戻るまで、早くても3か月かかるということです。

      ◇

7日、名古屋市教育委員会は会見を開きました。

教育委
「学校から速やかに救急搬送することが適切だったと考えております。申し訳ございませんでした」

救急車を呼ばなかったことについて謝罪し、判断が適切でなかったとして、学校を指導するとしています。(2022年7月7日放送「news every.」より)

#名古屋 #愛知県 #骨折 #日テレ #newsevery #ニュース

◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/KwLOrce
Instagram https://ift.tt/sn2bmG7
TikTok https://ift.tt/IqazJHV
Twitter https://twitter.com/news24ntv

◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp

日テレNEWSカテゴリの最新記事