「言うこと聞かず、カッとなった」中学校の教諭が生徒に暴行…別の教諭が目撃も止めず（2022年7月7日）
大阪府堺市の中学校で、男性教諭が生徒に暴力をふるっていたことがＭＢＳの取材で分かりました。
堺市教育委員会などによりますと、６月３０日に堺市内の中学校で放課後に廊下で騒いでいた中学３年の男子生徒に対し、担任の２０代の男性教諭が、顔を複数回、膝蹴りしたり髪の毛をつかんだまま階段を引きずりおろしたりするなどの暴力をふるったということです。生徒は頭皮が腫れ、腹部と膝を打撲するケガです。
さらに男性教諭は、近くにいた別の男子生徒がタブレット端末を持っているのを見て撮影していると勘違いし、膝を蹴って顔を手で叩いたということです。その場には、３０代の学年主任もいましたが、暴行を止めず、２人は現在、謹慎中だということです。
（暴力行為があった中学校の校長）
「体罰撲滅という研修もさせていただいてるんですけど。力及ばずで大変申し訳ない」
男性教諭は「何度も注意したが生徒が言うことを聞かず、カッとなってしまった。反省している」と話しているということです。
市教委は、体罰とみて調査し処分を検討しているほか警察も、捜査を進めています。
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