スマホも“熱中症”に!? 猛暑で発火も 冷蔵庫はNG 10円玉を置いて銅で冷ます|TBS NEWS DIG

スマホも“熱中症”に!? 猛暑で発火も 冷蔵庫はNG 10円玉を置いて銅で冷ます|TBS NEWS DIG

スマホも“熱中症”に!? 猛暑で発火も 冷蔵庫はNG 10円玉を置いて銅で冷ます|TBS NEWS DIG

猛暑の中、携帯電話会社が「スマホ熱中症」に注意を呼びかけています。スマホが熱くなったら、冷蔵庫や保冷剤で冷やしていませんか?実はNGなんです。

齋藤慎太郎キャスター:
もしスマホが熱くなってしまったらどうすればいいのでしょうか?冷やそうと思って、保冷剤を当てたり、冷蔵庫に入れたり、氷水につけたりするのは、すべてNGだということです。

スマホジャーナリスト石川温氏によると
「急激に冷やすと、スマホの内部で結露が出て、部品が損傷する可能性」があるそうです。

では、どうしたらいいのでしょうか?実はお財布の中の“10円玉”が役に立つそうです。10円玉をスマホの背面に置くと、銅がスマホの熱を吸収し、常温に戻るということです。石川さんいわく、「冷やすというより、ゆっくり常温に戻すことが大事」だということです。

ホラン千秋キャスター:
10円玉をいっぱい持っておかないとだめですね。

齋藤キャスター:
iPhoneだと10枚くらいで足りるでしょうか。

井上キャスター:
1枚でもあれば、ないよりかはいい?

齋藤キャスター:
部分部分に当てて冷やしていく。

では、なぜそもそもスマホが熱くなってしまうのか?
まず、理由としては、バッテリーにリチウムイオン電池が使われています。このリチウム電池が暑さに弱いということなんですね。
新潟市消防局によると「夏の暑くなる車内や、直射日光の当たる場所に放置しておくと、発火の危険性が高まる」ということです。特に車のダッシュボードなどは、かなり高温になりますから、注意が必要ということです。

こちらの写真は、去年8月4日の正午に兵庫・姫路市で撮影されたものです。車の助手席が黒焦げになっているのがわかります。30分間、スーパーで買い物中、助手席に置いたモバイルバッテリーが高温になって破裂してしまった。最終的には天井も溶けて廃車になってしまったということです。写真には映っていませんが、天井にも穴が空いたということです。こういった、ちょっとした時間でも注意が必要です。

萩谷麻衣子弁護士:
やっぱり、機械は暑さに弱いですよね。パソコンとかも動かなくなることもありました。暑いところに放置しておくと湿気もあるし、絶対だめだというのは、その通りじゃないかなと。

ホランキャスター:
急激に冷やしたいから私、結構(スマホに)保冷剤やっちゃうんですよ。でもだめなんだなっていう。

萩谷弁護士:
暑い中で、ずっとスマホを見ていなければ、熱くなるのは避けられるんですか?

齋藤キャスター:
放置していると、日光に直接ずっと当たり続けたりするので、そういったケースは避けた方がいいということになります。

■携帯扇風機、イヤホン、電子タバコもご用心! 暑さだけでなく強い衝撃も危険

リチウムイオン電池は、スマホ、バッテリー以外にも、携帯用扇風機、携帯ゲーム機、ワイヤレスイヤホン、電子タバコなどにも使われています。

こういったものは暑さだけではなく、実は持ち歩くときにも注意が必要なんです。

ーー街の中を歩く男性。気温が上がって、強い日差しが照り付けている。そんなときに、リュックから携帯用扇風機を取り出しますが、落としてしまいました。

皆さんもこういった経験はあると思うんですけれども、実はこういったものを使い続けていると、首もとで突然、破裂して大ケガにつながってしまうという危険性があるということです。

中に入っているリチウムイオン電池は、暑さではなく「強い衝撃」でも、破裂・発火に繋がる可能性があるということです。

ホランキャスター:
これは落としたことが危険ということですね?

齋藤キャスター:
衝撃が加わってしまったことによって破裂してしまったということ。

井上キャスター:
落としても使えたら、使い続けちゃいますよね。

齋藤キャスター:
落とした場合は、極力使用を避けた方が良いです。そして、捨てるときにも注意が必要です。一般のゴミと一緒に捨てると、処理施設でつぶされて発火する可能性があります。自治体のルールに従って、適切に分別して処分してください。

■ペットボトルも破裂の恐れ 炭酸じゃなかったのに・・・

ここまでリチウムイオン電池を見てきましたけれども、暑さによって、身近なものも破裂する危険性があります。それが“清涼飲料水用ペットボトル”です。

夏の車内で、気温約60度ぐらいになってしまったとき、ペットボトルの中の圧力が上昇し、容器が変形してしまいます。特に炭酸飲料は、容器が破裂したり、開栓時キャップを取ったときにキャップが飛んでしまったりする危険性があります。こちらは、6月末の2日間、炎天下の車内に放置した未開封の炭酸用ペットボトルです。スペースがありますよね。この分、ペットボトルが膨張したということになります。

萩谷弁護士:
中で蒸発したのかなと思ってしまいそうですが、膨張してしまったんですね。

ホランキャスター:
それは炭酸だからっていうことなんですか?

齋藤キャスター:
炭酸というのもありますが、炭酸以外でも危険性はあります。飲み残しがあり、キャップが…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20220707-6027812)

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