「怒られている感じ。優しくしてほしい」顔面骨折でも救急車呼んでもらえなかった男児(10)が語る当時の状況 市教委が謝罪|TBS NEWS DIG

「怒られている感じ。優しくしてほしい」顔面骨折でも救急車呼んでもらえなかった男児(10)が語る当時の状況 市教委が謝罪|TBS NEWS DIG

「怒られている感じ。優しくしてほしい」顔面骨折でも救急車呼んでもらえなかった男児(10)が語る当時の状況 市教委が謝罪|TBS NEWS DIG

名古屋市の小学校でおととい、5年生の男子児童が顔面を骨折する大けがをしたにも関わらず、学校は救急車を呼びませんでした。JNNの取材に、児童本人が当時の状況を語りました。

けがをした男子児童
「保健室の先生が僕にちょっときつい言い方で『目をぶったのになんで吐くの』と言った。怒られているような感じ。もうちょっと優しくしてほしいな」

おととい午後1時過ぎ、名古屋市昭和区の小学校で、10歳の5年生男子児童が休み時間に友達をおぶって遊んでいたところ、転んで左目のあたりを強打し、顔面骨折の大けがをしました。

男子児童は保健係のクラスメイトと保健室に行き、ものが二重に見えることを訴え、嘔吐もしましたが、20代の女性養護教諭から「目をぶつけたのになんで吐くのか」などと言われて、救急車を呼んでもらえなかったということです。救急車を呼んだのは、学校に駆け付けた児童の母親でした。

児童の母親
「(息子は)ベッドで寝ていたんですけど、(顔色が)真っ青っていうか、血の気が引いている感じで、その時は『気持ち悪い』と言って吐いていたので、誰が見ても親だからではなくて、他人の子どもでも私なら救急車を呼んでいる。怒りしかない」

男子児童は病院で緊急手術を受けましたが、ものが二重に見える状態は少なくとも3か月は続くと見られるということです。この件を受けて、名古屋市教育委員会はきょう午後…

名古屋市教育委員会 指導部指導室 小島治彦首席指導主事
「学校から速やかに救急搬送することが適切であったと考えている。おわび申し上げます。申し訳ございませんでした」

市教委は、校長も保健室で児童の様子を見ていたと明らかにした上で、今回の学校側の判断についてこう説明しました。

名古屋市教育委員会 指導部指導室 小島治彦首席指導主事
「患部に腫れや変色が見られなかったこと。眼球が動いていた。その様子から病院に学校から連れていくのではなく、保護者に来ていただいて、一緒に様子をみてもらう判断をした」

市教委は、速やかに救急搬送すべきだったとして、今回の対応は不適切であったとしました。今後、市内全ての公立学校に対し、子どもがけがをした際の適切な対応を徹底させ、再発防止に努めるとしています。

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