「ミニスカ不可」髪・装飾品にも…松山市職員の“身だしなみモデル” 見直し求める声(2022年7月5日)

「ミニスカ不可」髪・装飾品にも…松山市職員の“身だしなみモデル” 見直し求める声(2022年7月5日)

「ミニスカ不可」髪・装飾品にも…松山市職員の“身だしなみモデル” 見直し求める声(2022年7月5日)

 愛媛県松山市役所の人事課の入り口前に貼られた大きな紙。「勤務時間中の身だしなみモデル」と書かれています。

■松山市議「ハラスメントではないか」

 その内容は、次の通りです。

 ・ミニスカートは不可。
 ・髪:意図的に染めることは不可。白髪染めは地毛の色で。
 ・装飾品:結婚指輪以外の装飾品は身に着けない。

 市の職員に向けられた、身だしなみに関する規定ですが、先月28日の松山市議会では…。

 松山市・梶原時義市議(64):「フレキシブルな働き方を推進しようとしている社会の流れに抵抗するかのごとき、悪しき昭和のにおいがしてなりません。未婚者には、装飾品を身に付けさせない。こういう規定は、ハラスメントではないか。説明と見直しを求める答弁をお願いします」

 松山市・総務部長:「おしゃれを目的とした装飾品は、公務職場にふさわしいとは言えないため、(市職員に)身に着けないよう示すことは、ハラスメントとは考えておらず、現時点で見直しは考えておりません」

 見直しを求めた梶原市議は、次のように話します。

 梶原市議:「昔の発想、男の視点で作られていると思うので。これは女性職員が中心となって、この身だしなみの問題は変えていくように、話し合いするべきじゃないかなと提案しています」

 梶原市議によると、中には「学校みたい」「恥ずかしい」と話す職員もいたといいます。

 一方の松山市は、市民の意見も反映したものだとしています。

 松山市:「あくまでも、市民の方に気持ち良く利用して頂くため、勤務時間中の節度ある服装として示しています」

■職場によって“逆方向”制限も…

 行き過ぎた自由の制限か。業務上必要な配慮なのか。街の人は、どう感じるのでしょうか?

 20代・会社員:「日本っぽーい。日本の悪いとこっぽい」「(Q.市役所でおしゃれしている人を見たら不快か?)全然!ちゃんと、仕事していたら何も思わないです」

 20代・会社員:「個人的には、市役所って行きづらいんですよね、堅くて。もう少し、フランクなほうが行きやすいのかなと」

 50代・会社員:「ある程度の規制というか、サービス的な業務であれば、相手を不快にさせないような取り組みは必要だと思います」

 職場によっては、逆の方向の制限があると話す人もいました。

 30代・会社員:「自分が通っている美容室が、(美容師さんは)派手髪しかだめ。黒髪禁止っていうところはあります。見本?気持ちを上げていくお客さんの」

(「グッド!モーニング」2022年7月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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