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「盛り土の存在周知すべきだった」遺族らが熱海市や静岡県に損害賠償求め提訴へ 熱海・土石流災害から1年|TBS NEWS DIG
静岡県熱海市で発生した土石流災害の発生からきょうで1年を迎え、現場では多くの人が黙とうを捧げました。また、つい先ほど、被害者の会は行政を相手取り訴訟を起こす方針を示しました。
去年7月3日、土石流に飲み込まれた熱海市の伊豆山地区では、災害が発生した午前10時半ごろ、多くの人たちが犠牲者に黙とうを捧げました。
熱海の土石流災害では、これまでに27人の死亡が確認され、いまだに女性1人が行方不明のままです。大量の土砂が流れ込んだ伊豆山港では、けさから警察などが女性の捜索活動を実施しています。
被害者の会 瀬下雄史会長
「危険な盛り土の存在を下流住民に広く周知すべきだった。周知しなかった熱海市の過失は大きい」
一方、遺族らは土石流の起点にあった盛り土を適切に規制しなかったなどとして、熱海市と県を相手取り損害賠償訴訟を起こす考えを明らかにしました。
土石流災害を巡っては、土地の所有者らに対する民事裁判が始まっていますが、今後は行政の責任も司法の場で問われることになります。
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