2歳児死亡“エアコン28℃”“扇風機”で祖母ら外出…熱中症の専門家が指摘する危険性(2022年7月1日)

2歳児死亡“エアコン28℃”“扇風機”で祖母ら外出…熱中症の専門家が指摘する危険性(2022年7月1日)

2歳児死亡“エアコン28℃”“扇風機”で祖母ら外出…熱中症の専門家が指摘する危険性(2022年7月1日)

大阪府富田林市で2歳の女の子が自宅に放置され熱中症で死亡した事件で、逮捕された祖母らが「育児にストレスがあった」と供述していることがわかりました。

 6月29日の夕方、富田林市の集合住宅の一室で2歳の小野優陽ちゃんが死亡しているのが見つかりました。警察は、優陽ちゃんをベビーサークルの中で約11時間放置した疑いで祖母の小野真由美容疑者(46)と、同居していた桃田貴徳容疑者(50)を6月30日に保護責任者遺棄の疑いで逮捕しました。

 小野容疑者らは優陽ちゃんのほか2人の息子(5・15)と暮らしていて、捜査関係者によりますと、事件当日、優陽ちゃんを置いて5歳の息子と「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に出かけていました。

 また、小野容疑者らは「育児にストレスがあった」「過去にも数回1人にすることがあった」と供述しているということです。司法解剖の結果、優陽ちゃんの死因は脱水による熱中症と判明しました。

 小野容疑者らは「エアコンを28℃に設定し、扇風機を1台回していた」と話しているということですが、優陽ちゃんがいたベビーサークルの中には水は置かれていませんでした。

 専門家は「2時間おきに水分を100cc程度摂取する必要があった」と指摘しています。

 (熱中症の専門家 兵庫医科大学 服部益治特別招聘教授)
 「11時間水分とらなかったら脱水になりますので、体が熱くならないようにする対策と、水分補給をしているかどうか、セットで考えるかどうかが全てその人の命にかかわる」

 小野容疑者らは「外出する際に窓を開けていた」とも話していて、警察はエアコンの設定温度より室温が高かったとみて捜査しています。

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