“熱中症”急増も「マスク外さない」教育現場の葛藤…あす40度予想“災害級”に警戒(2022年6月28日)

“熱中症”急増も「マスク外さない」教育現場の葛藤…あす40度予想“災害級”に警戒(2022年6月28日)

“熱中症”急増も「マスク外さない」教育現場の葛藤…あす40度予想“災害級”に警戒(2022年6月28日)

気象庁は28日、九州北部、四国、中国、近畿、北陸の梅雨明けを発表しました。いずれも6月の梅雨明けは、統計を取り始めてから初めてのことです。

28日も各地で体温を超える危険な暑さとなりました。東京都心は4日続けての猛暑日。4日連続は、1年を通しても2番目に長い記録です。

政府は、東京電力管内の『電力需給ひっ迫注意報』を29日も継続して、節電を呼び掛けます。29日に予定していた姉崎火力発電所の再稼働が、6月30日にずれ込むことが決まったからです。原因は、不具合の補修作業などに時間がかかっていることだといいます。
萩生田経済産業大臣:「節電を呼び掛けるが故に、クーラーを止めてしまうお年寄りなどがいる。どうぞ、これだけ暑いから、エアコンはしっかり使っていただく。28度の目安は確かにあるが、体感温度は人によって違う。自分の体に合った温度でしのいでいただくのが大事だと思う」

屋外での活動は、危険な状態です。

東京・丸の内のオフィス街では、清掃作業をしていたゴンドラが故障。約1時間後、4人の作業員が救助されましたが、このうち1人は熱中症の疑いで搬送されました。神奈川県川崎市の小学校では、6年生10人が病院に搬送。理科の校外学習から帰ってきたら具合が悪くなったということです。

6月20日~26日までに、熱中症で救急搬送された人は4551人。前の週と比べて3倍以上に増えていて、4人が亡くなっています。日本救急医学会は、オンラインで緊急の会見を開きました。注目したのは、梅雨の短さです。
日本救急医学会・横堀將司医師:「過去をひもとくと、2018年が同様だった。そのときは1288人もの患者が命を失った。2018年のときは、まさに『災害のような未曽有の状況』だった。2022年、災害の再来が危惧される」
暑さに体が慣れるためには2週間ほどかかるため、注意が必要と訴えました。

29日は、栃木や群馬で40度と予想されていて、災害級の暑さに警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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