【自治体が飲み会支援】物価高騰で独自対策

【自治体が飲み会支援】物価高騰で独自対策

【自治体が飲み会支援】物価高騰で独自対策

物価高騰で、家計への影響が広がる中、自治体でもさまざまな独自の対策を行っています。“飲み会”支援を行っている市では、ただ飲むだけでは終わらない“ある方法”で、支援を広げていました。

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気温がぐんぐん上がると食べたくなる、冷やし中華。今年もこの季節がやってきましたが、やはりここにも、“値上げの波”が来ていました。

味の萬楽 古室真由実さん
「(去年は)950円だったのを、今年は…1100円に値上がりしました」

麺にきゅうり、豚肉に、卵…スープの材料となるしょうゆや砂糖の仕入れ値が、軒並み値上がりしたといいます。

冷やし中華を注文したお客さん
「もう、今のご時世、しょうがないかなと。(価格を)上げてない店の方が少ないんじゃないですか」

この動きは収まる気配がなく――

味の萬楽 古室真由実さん
「もうすでに、今後7月、8月、9月にかけて上がるっていうものが分かっているものが、いくつかあるので、原材料の方が上がってしまうと(今後)値上げをしなければならないというのも考えています」

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ありとあらゆる物が値上がりする中、各自治体では家計の助けになる取り組みが行われていました。

新潟・糸魚川市では、今月から来月末まで“飲み会”の支援を行っています。

糸魚川市・商工観光課 矢島友美主査
「宴会等を実施していただいた場合に、1人あたり2000円分の市内共通商品券をキャッシュバックするというキャンペーンになります」

糸魚川市が行っている「今すぐ Utage(宴)キャンペーン 2022夏」は、1次会に8人以上の参加で、1人4000円以上利用すると、市内で使える商品券が1人2000円分もらえて、さらに2次会も、4人以上の参加で1人1000円分の商品券がもらえる内容となっているのです。

糸魚川市・商工観光課 矢島友美主査
「後日、市内共通商品券を、飲食店以外の小売業やサービス業で使っていただくことによって、市内全体の消費を喚起するものと思っております」

実際にこの取り組みを使い、2年ぶりに親睦会を開いた会社に話を聞きました。

カネタ建設 稲垣正美さん
「商品券を持って、各家族でお食事に行ったりとかできるので、飲み会だけで終わるのでなくプラスαのものを社員の皆に提供することができて、 大変ありがたく思ってます」

ただ、事前申請や“補助を受け取るための書類”が映り込んだ当日の集合写真などを提出する必要があるということです。

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愛知・津島市では、9月から来年の3月まで、小中学校などで給食費が無償になります。

物の値段が相次いで上がっていることを受け、少しでも家庭の助けになればという思いがあるということです。

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一方で、自力でこの値上げに対策する方法もありました。

レット執行役員 金麗雄さん
「スーパーで買う金額よりも、お得なものは2割引きとか3割引きとかで買えますね」

レットが運営しているのは、規格外の食材や賞味期限が近い食品など、いわゆる“ワケあり品”を安く購入することができるアプリです。

例えば、飲食店「モーモーパラダイス」がアプリを通して出品しているのは、牛肉や野菜、割り下などが一緒になったすき焼きセットです。通常5000円の商品が、4000円で購入できるといいます。

「モーモーパラダイス」を運営するワンダーテーブル・ダイニング事業部の下里公仁明マネジャーは、アプリを通じての販売について「食品のロスであったり、食材っていうものが店内にある中で、少しでもおいしい状態のものをご家庭に届けられることができないかなと、20%や30%値引いたものを、レットの方で販売させていただいております」と話します。

当面、収まる気配のない値上げの波。自治体や企業も力をあわせて、乗り切る必要がありそうです。
(2022年6月28日放送「news every. 」より)

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