【狙いとは?】からあげから入浴剤まで…「値上げ時代」に“増量”のワケ
食品や衣類、電気代など身の回りのあらゆる物の値上げは、8月も続いています。原材料費も値上げされる中でも、商品の“増量”をウリにするお店もあります。その狙いや、増量を決断した思いなどを取材しました。
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あらゆる物が値上がりしている「値上げの時代」の今、その影響は大手コンビニにも及んでいます。
23日にはファミチキの1割値上げが控えているファミリーマート。さらに今後、おむすびや弁当など一部商品で1~17%ほど価格改定を行うと発表しています。
しかし、値上げの波の中でも、あえて2日から一部商品を、お値段そのままで40%増量しています。レジ横のお供「クリスピーチキン」も通常の物と比べると、大きくなっているのが、はっきりと分かります。
なぜ値上げが相次ぐ今年に、増量を決断したのでしょうか――
ファミリーマート広報部 樋口雄士さん
「増量したとしても、売り上げが通常時の2倍以上売れていたという実績も残っておりますので、今年も実施に踏み切りました」
実は去年も、このキャンペーンを行っていました。その際に売り上げが2倍以上になったことから、「集客につながる」と判断。値上げが続く中でも、今年の実施を決めたといいます。
さらに、週ごとに増量する商品を変えるということです。
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関東を中心に約100店舗を展開する北海道発祥の和食レストラン「とんでん」では、「“ざん”ぎ」にちなんで「3」のつく日はお持ち帰りの「ざんぎ」を2個サービスしています。
とんでん 執行役員営業部長・渡部徹さん
「北海道はざんぎですので、通常1人前3個で販売しているのを、2個増量のマシマシで5個で販売しています」
今年1月から3か月間の期間限定の予定でしたが、8月になってもまだ延長していたのです。そのワケは――
とんでん 執行役員営業部長・渡部徹さん
「喜んでいただける商品なので、価格もそのまま、増量もそのまま継続させていただいています」
鶏肉の価格高騰が続く中でも、人気の「ざんぎ」を増量することで、お持ち帰りを利用する客が増えているということです。
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コロナ禍で増えたおうち時間で、「入浴剤」が市場規模を広げています。
バスクリン マーケティング本部商品企画部・根津毅さん
「主原料が値上がりしているのと、物流費も高騰している状況」
しかし、値上げの波に負けず、これまで価格を変えずに販売を続けているのがバスクリン。さらに、今月から始めるのが、3年前から数量限定で行っている増量キャンペーンです。
バスクリン マーケティング本部商品企画部・根津毅さん
「10%増量のバスクリンを、数量限定の企画品で発売します」
今年も行うと決断しました。
根津毅さん
「新しい生活様式の中(コロナ禍)で、疲れがたまっている方も非常に多くいらっしゃると思う。バスクリンを使っていただくことで、お風呂で健康に疲れもとっていただけるようなことを込めて、今回の商品を発売」
普段より10%増量することで、「より多くの人に使ってもらいたい」という狙いがありました。
(2022年8月4日放送「news every. 」より)
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