“猛烈な暑さと雨の少なさ”は「メロン」に影響も 産地は『大問題になりそう』と危惧(2022年6月27日)

“猛烈な暑さと雨の少なさ”は「メロン」に影響も 産地は『大問題になりそう』と危惧(2022年6月27日)

“猛烈な暑さと雨の少なさ”は「メロン」に影響も 産地は『大問題になりそう』と危惧(2022年6月27日)

まだ6月にもかかわらず、猛烈に暑い日が続いています。この暑さはメロンの産地でも深刻な影響が出ています。

 気象庁は6月27日午前11時に九州南部・東海・関東甲信の「梅雨明け」を発表しました。関東甲信地方は観測開始以来、最も早い梅雨明けです。

 関西の梅雨明けはまだですが、厳しい暑さが続いています。

 (取材班リポート)
 「大阪の淀屋橋に来ています。手元の温度計では34℃を示しています。じっとしているだけでも汗が出てきます」

 (大阪の街の人)
 「(Qきょうの暑さはどう?)もう大変ですよ。もともと血圧が低いので、こんな暑さだからぐったりしています」
 「6月じゃないみたいな暑さです。半袖半ズボンでいたいくらいです」

 また、京都市では6月27日午後1時すぎに34℃を超え、兵庫県豊岡市では午前11時半ごろに35℃となって4日連続の猛暑日となりました。

 (京都の街の人)
 「(Qマスクは苦しくない?)めっちゃ苦しいよね。中が蒸れる、鼻の下のところ」
 「めちゃくちゃ暑いです。保冷ができるものを首に巻いている」

 暑くなると需要が増えるのが「氷」です。飲食店やイベント向けの氷を製造・販売する大阪府吹田市の「日本氷業」に話を聞きました。

 (日本氷業・営業部 森泰志マネージャー)
 「(冷凍庫の)設定はマイナス16℃で、外との気温差が50℃近くあります。ここに氷を保管しております。(Qここにある氷はどこへ?)多いのは飲食店・クラブ・ラウンジ・レストラン、そしてホテルにも使っていただいております。あとは地域のイベントでも使っていただいております」

 連日の暑さで、工場は氷の製造に追われています。製造量は去年の同時期に比べて3割程度増えているといいます。

 (日本氷業・営業部 森泰志マネージャー)
 「気候ですね。急に暑くなってきたということと、梅雨でも雨が少ない気候になりましたので、やはり外にイベント等でお出かけになられるお客さまも多くて、その分飲食店もにぎわっているのではないかなと考えています。うれしい悲鳴というか、ありがたいことでございます」

 一方、この暑さは深刻な影響も。メロンの産地として知られる京都府京丹後市。「京たんごメロン」の出荷が始まっていますが、今年は例年と違います。メロンは昼と夜の寒暖差がないと甘くならないということで、夜の気温が下がらないことが農家を不安にさせています。

 (生産者 井上政信さん)
 「困りますね、生産者は。考えて対策を練らないといけないですね」

 また、梅雨入りしても雨の量が少ないこともメロン栽培に影響するそうです。

 (JA京都 畑中孝昭主任)
 「メロン・スイカの産地ですけど、こちらの池の水で全て管理をしています。(Q例年に比べて水の量は?))かなり少ないですね。冬から梅雨まで水を溜めて夏の用水にするんですけど、例年に比べて半分というところですね。心配ですね、メロンやスイカはいまから大きく育てていかないとですので、今後の水の大問題になりそうですね」

 (生産者 井上政信さん)
 「ハウスメロンは『水やり最低5年』と言われますけど、非常にこれは言葉で表せないほど難しいんですね。メロンがほしいときにほしいだけの水をやる。非常に難しい」

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