「胎盤」を滅菌・精製するなどし“無承認の医薬品”を販売か ４７歳の社長を逮捕（2022年8月23日）
「免疫力が上がる」とうたい、国の承認がない医薬品を販売したとして、販売会社の社長が逮捕されました。
医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕された東京の医薬品販売会社社長・小畠俊雄容疑者（４７）は、去年１２月、兵庫県芦屋市の女性（５９）に「免疫力が上がる」などと持ちかけ、国の承認がない医薬品『スーパープラセンタ』の小瓶１０本を１５万円で販売するなどした疑いが持たれています。
「プラセンタ」はヒトの胎盤由来の成分で、警察によりますと、小畠容疑者は茨城県内の産婦人科医から「研究用」として無償提供された胎盤などを滅菌・精製するなどし、『スーパープラセンタ』として販売していたとみられるということです。購入者から健康被害の報告はないということです。
警察の取り調べに対して小畠容疑者は「弁護士と相談してから話す」と認否を留保しているということです。
小畠容疑者はほかにも大阪市内の医師に約７４００万円分を販売していたとみられ、警察が販売の実態を調べています。
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