“君が代不起立”の元教諭が大阪府に謝罪求める 「再任用拒否」の裁判で府側が敗訴（2022年6月25日）
国歌斉唱で起立しなかった大阪府立高校の元教諭が定年後の再任用を拒否されたのは違法として府に賠償を求めた裁判で、元教諭が勝訴したのを受け、府に対して謝罪を求めました。
大阪府立高校の教諭だった梅原聡さんは、卒業式で国歌斉唱の時に起立しなかったとして戒告処分を受けました。梅原さんは定年退職後の再任用を拒否されたため、府に対して約５５０万円の損害賠償を求めていました。裁判では、２審の大阪高裁が府に約３１５万円の賠償を命じ、６月１７日までに最高裁が府側の上告を退けたため、２審判決が確定しました。
判決確定後初めて会見に臨んだ梅原さんは、府教委に対して再発防止と謝罪を求めました。
（梅原聡さん ６月２４日）
「生徒たちと一緒に過ごせる時間があったはず。その時間は絶対かえってこないわけなので、そこはどうしてくれるのかと言いたいところです。きちんと謝ってもらいたい」
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