【バイデン大統領】記録的インフレをうけ…ガソリン税免除を要請
アメリカで続く記録的なインフレをうけバイデン大統領は連邦ガソリン税の3か月間免除を議会に要請しました。
バイデン大統領「夏の旅行シーズンである今後3か月間、連邦ガソリン税の免除を議会に要請する」
バイデン大統領は、1リットルあたりおよそ6円の連邦ガソリン税を夏の旅行シーズンの3か月間免除する方針を示し、議会に関連法案の可決を要請しました。ただ、議会が承認するかは不透明です。
大統領はさらに、「ロシアのウクライナ侵攻以降、2ドルも高騰した」と訴え、プーチン大統領に責任がある、と強調しました。
アメリカでは、ガソリン価格が全米平均で、1ガロン、およそ3.8リットルあたり5ドル前後と調査開始以来、最高値の水準となっています。
記者「こちらのガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンの値段が7ドル69セントとなっています」
全米で最も高いカリフォルニア州のロサンゼルスでは、市民から「ガソリン税の免除だけでは負担は軽くならない」などと嘆く声が相次ぎました。
市民「ないよりはマシだが全然足りない。更なる対応策を期待したい」「ガソリン代の高騰は行き過ぎだ。友人はもう自転車に乗っているよ」
バイデン政権は、秋の中間選挙を見据えて、ガソリン価格の抑制を最優先課題にしています。
また、来月には大統領が中東サウジアラビアを訪問し、原油の増産を直接働きかける予定です。
(2022年6月23日放送)
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