【異変】川が赤茶色に染まり魚の死骸 近くの製鉄所から液体漏れだす

【異変】川が赤茶色に染まり魚の死骸 近くの製鉄所から液体漏れだす

【異変】川が赤茶色に染まり魚の死骸 近くの製鉄所から液体漏れだす

千葉県君津市の川で魚が相次いで死んでいたことがわかりました。一時、川が広い範囲にわたり赤茶色に染まっていました。近くには日本製鉄の製鉄所があり、化学物質を含む液体が漏れ出したといいます。

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22日、「news every.」は千葉県君津市の現場へ向かいました。

記者
「千葉県君津市を流れるこちらの水路、ある異変が起こりました」

その水路で確認されたのは、水面を漂う「魚の死骸」です。さらに近くを流れる小糸川でも多数の魚が死んでいて、川岸にも打ち上げられていました。

近隣住民
「(川が)真っ茶色、さびた色になっていて魚がいっぱい浮いてましたよ。数えるたってすごい数だよね」

最初に異変が確認されたのは6月19日正午すぎ、近くの住民から「川が赤くて魚が死んでいる」と119番通報がありました。

地元住民らが撮影した動画や写真を見ると、水面が赤茶色に変色しているのが確認できます。

写真を撮影した人
「魚が死んでいて水路が真っ赤になっていて、やばいと」

異変の原因は何だったのでしょうか。

実は、川や水路の近くには、日本製鉄の製鉄所がありました。

市が確認したところ、製鉄所の近くの水路およそ2.7キロが赤茶色に染まる事態になっていました。さらに水路が合流する小糸川でも水の変色や魚の死骸が確認されたということです。

近隣住民
「ちょっと異常な色ですよね。どれだけ人体とか生物とかに影響があるのか。住民を安心させてもらう対策が必要だと思いますよね」

日本製鉄によりますと、6月18日に製鉄所内のタンクに穴があき、敷地内に化学物質を含む液体が漏れ出したといいます。翌日には、排水口から近くの水路や川に流れ出たということです。

千葉県や日本製鉄によりますと、流出した液体は水分の割合が高い上に川で薄まるため、人体に大きな影響はないとみられるということです。

県は日本製鉄に対して再発防止や原因の究明などを行うよう行政指導を行い、日本製鉄は「事態を重く受け止めており、関係当局の指導を受けながらしっかりと対処し、原因究明と再発防止に努める」としています。
(2022年6月22日放送「news every.」より)

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