男性社員が自殺 パワハラか 新年会の余興?「侮辱賞状」渡す(2022年6月22日)
自殺した男性社員には誹謗中傷とも取れる賞状が渡されていました。
青森県八戸市に本社がある住宅建築会社「ハシモトホーム」。
その青森支店に勤務し、注文住宅の営業担当だった40代の男性社員が4年前の2018年に自殺しました。
パワハラや過重労働から精神障害を発症し、自殺したとみられています。
今月20日、男性の遺族が社員の適切な労務管理や安全配慮義務を怠ったとして、会社と社長に対して約8000万円の損害賠償を求め、提訴しました。
遺族側代理人弁護士:「日頃から乱暴な口調で叱責等があったと」
男性を叱責していたというのは上司の男性課長。
男性の携帯電話に残るメール:「おまえバカか?」「なんぼ頭わりのや」
課長から送られた罵倒する内容のショートメールが携帯電話には複数回、残されています。
また、2018年1月の新年会で男性が渡されたのは営業成績第3位を表彰する「賞状」ではなく、「症状」と題されています。
新年会の余興として企画し、文面を考えたのも男性を叱責していた課長でした。
男性が自殺したのは、その翌月です。
遺族側代理人弁護士(男性の妻のコメント“症状について思うこと”):「『症状』は夫の死後、夫がいた部屋から見つかりました。会社の会合でもらった、紙袋の中に入ったままでした。夫は、きっと家族には見せられなかったんだと思います」
自殺する直近の1カ月間の残業時間は76時間に及ぶ過重労働だったといいます。
「訴状は届いていないので、社としてコメントできない」と回答していたハシモトホーム。
22日は電話に出ない状態です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く