「死因が具体的に特定できず」入管施設で死亡したウィシュマさんめぐり 遺族が告訴した当時の局長らを不起訴処分 名古屋地検|TBS NEWS DIG
名古屋入管の施設でスリランカ人女性が死亡した問題で、遺族に告訴されていた当時の局長らが不起訴処分になりました。
ウィシュマ・サンダマリさん当時33歳は、去年3月、名古屋入管の施設に収容中、体調を崩し嘔吐を繰り返すなどして死亡しました。遺族は、去年11月、「医療放置は、過激ともいえる次元に達し『死亡しても構わない』という未必の故意があった」として、当時の局長らを殺人罪で告訴していました。
名古屋地検は17日、遺族に局長らを不起訴処分にしたことを伝えました。死因が具体的に特定できず、殺人や保護責任者遺棄致死には当たらないと判断したということです。
指宿昭一弁護士
「(監視カメラビデオは)素人が見たって死にそうな状況なのに。あれを見ていて、よくもこんな判断ができたなと強く思いました」
代理人弁護士は「起訴すべきだ」として検察審査会への申し立てを検討するということです。
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