「FMで情報得てる市民少ない」委託料打ち切り…開局25年尼崎のコミュニティFM閉局へ(2022年6月17日)

「FMで情報得てる市民少ない」委託料打ち切り…開局25年尼崎のコミュニティFM閉局へ(2022年6月17日)

「FMで情報得てる市民少ない」委託料打ち切り…開局25年尼崎のコミュニティFM閉局へ(2022年6月17日)

阪神・淡路大震災をきっかけに設立された兵庫県尼崎市のコミュニティFM局が、今年度で閉局することになりました。

 「エフエムあまがさき」は、阪神・淡路大震災の翌年、地域密着の生活情報を伝えるFM放送局として開局し、尼崎市の外郭団体が運営しています。放送事業収益の7割ほどを市の委託料が占めていて、これまで、尼崎市は市の広報番組などの制作費として年間約4000万円を支払ってきましたが、「FMで情報を得ている市民は少ない」などとして来年度から委託しないことを決めました。

 この決定を受け、事業継続は困難だとして今年度での閉局を決めたということです。

 (尼崎市文化振興財団 岩崎智之営業課長)
 「コミュニティFMというのは第1報よりもそれ以降、あるいは災害が長引いた時に例えば避難所が出来たりとか(の情報発信)。そちらのほうが大きな役割を担っているのではないかなと。今後はぜひ全ての方々へ情報が行きわたるような仕組みの充実を」

 市は今後、防災情報などの伝達は、スマートフォンなどを使って対応したいとしています。

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