原発避難者4訴訟 最高裁が国の責任を認めず(2022年6月17日)
福島第一原発の事故で避難した住民らが賠償を求めた4件の集団訴訟の判決で、最高裁判所は国の責任を認めない初めての統一判断を示しました。
原発事故で避難した住民らが福島・群馬・千葉・愛媛で国と東京電力に賠償を求めた裁判では国の責任について二審で判断が分かれていました。
17日の判決で最高裁は「現実の津波は規模が大きく、仮に国が長期評価を前提に規制権限を行使して東京電力に対策を取らせていたとしても事故が発生した可能性が相当にあると言わざるを得ない」と指摘し国の責任を認めない初めての統一判断を示しました。
判決は全国で係争中の他の裁判にも影響を与えることになります。
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