“コロナ対策アプリ”乱用し抗議者拘束か 中国の銀行で8000億円出金停止(2022年6月16日)
中国の銀行で巨額の預金が引き出せなくなっている問題で、返還を求め抗議する人をコロナ対策アプリを乱用し拘束した疑いが浮上し、SNSには怒りの声があふれ、中国メディアは調査を訴えています。
投資会社「河南新財富集団」傘下の複数の地方銀行では、8000億円規模の預金が引き出せなくなっています。
13日、抗議のため各地から河南省に到着した預金者のコロナ対策のアプリが突如、隔離措置が必要なことを示す赤色になり、ホテルや学校に次々に閉じ込められました。
こうした事態にSNS上には「地元政府は法律も無視するのか」「国全体を牢屋にする気か」などと批判の投稿が殺到しています。
また、中国メディアは「健康コードや個人情報の乱用は許されない」「真相を究明しなければ政府の信用が失われる」と指摘しています。
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