「やっとという思い」「侮辱罪」厳罰化の改正法案成立 木村響子さんや松永拓也さんら会見｜TBS NEWS DIG
「侮辱罪」の厳罰化などを盛り込んだ改正刑法が参議院本会議で13日、成立しました。ネット上の誹謗中傷を受け、自ら命を絶ったプロレスラーの木村花さんの母・響子さんが会見で「やっと、という思いが強い」と話しました。
インターネット上の誹謗中傷対策として、「侮辱罪」の厳罰化などを盛り込んだ改正刑法が今月13日、参議院本会議で可決・成立しました。
これにより法定刑は、従来の「30日未満の拘留または1万円未満の科料」に「1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金」が追加されます。
木村響子さん
「私の中では本当にやっとという思いが強いんですけども、ご尽力くださった皆様や署名してくださった皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱい」
会見には池袋暴走事故の遺族で自らもSNSで誹謗中傷を受けた松永拓也さん（35）や、20年以上にわたり脅迫などを受けているタレントのスマイリーキクチさん（50）も同席しました。
また、「厳罰化」によって表現の自由が脅かされる懸念があることについて、松永さんは「『誹謗中傷』と『批判』を区別するガイドラインの策定が急務だ」と強調、木村さんは「私たちひとりひとりのモラルが問われている」と呼びかけました。
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