【給付金詐欺】「暗号資産に投資すれば…」大学生ら勧誘か 東京国税局職員ら逮捕
持続化給付金をだまし取ったとして、東京国税局の職員らが逮捕された事件で、ドバイに出国していた31歳の主犯格とみられる男が13日に帰国し、警視庁に逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、自称・不動産業の松江大樹容疑者です。警視庁によりますと、松江容疑者は今月1日に逮捕された東京国税局職員の塚本晃平容疑者や、会社員の佐藤凜果容疑者と共謀し、2020年8月、持続化給付金100万円をだまし取った疑いが持たれています。
この詐欺グループは、「暗号資産に投資すれば個人事業主となり、給付金を申請できる」などと言って大学生らを勧誘し、これまでにおよそ200人にウソの申請をさせ、2億円ほどを不正受給したとみられています。
松江容疑者はグループの主犯格とみられ、今年2月にドバイに出国していましたが、13日夕方、日本に帰国したところを成田空港で逮捕されました。調べに対し、「弁護士が来てから話します」と認否を留保しているということですが、警視庁は、松江容疑者が、受給した給付金の8割を暗号資産への投資金として受け取ったほか、報酬も得ていたとみて、詐欺グループの実体解明を進めています。
(2022年6月14日放送）
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