イギリス人義勇兵ら3人に死刑判決 親ロシア派の裁判所 3人は上訴の方針|TBS NEWS DIG

イギリス人義勇兵ら3人に死刑判決 親ロシア派の裁判所 3人は上訴の方針|TBS NEWS DIG

イギリス人義勇兵ら3人に死刑判決 親ロシア派の裁判所 3人は上訴の方針|TBS NEWS DIG

親ロシア派が支配する地域の裁判所がウクライナ側の義勇兵だったイギリス人ら3人に死刑判決を言い渡しました。イギリス政府はニセモノの判決だと非難しています。

鉄格子の向こう側の男性たち。ウクライナ側の義勇兵として戦闘に参加し、捕虜となったイギリス人2人とモロッコ人1人です。

ロシアメディアによると、親ロシア派が支配するウクライナ東部「ドネツク人民共和国」の裁判所は9日、3人に死刑判決を言い渡しました。

問われているのは傭兵活動を行った罪と政権奪取に加わった罪で、死刑は銃殺によって執行されるとしていますが、3人は判決を不服として上訴する方針だということです。

イギリス人の男性2人はロシアの侵攻開始前の今年1月、イギリスメディアの取材に応じていました。

死刑判決受けたイギリス人男性
「西側がやらなければならないことはウクライナを政治的に支援することです。そして国と自分自身を守れる武器を与えることです」

判決を受けイギリスのトラス外相は。

イギリス・トラス外相
「彼らは戦争捕虜であり、正当性の全くない偽物の判決です」

一方、東部ルハンシク州の「最後の拠点」とされるセベロドネツクでは激しい攻防が続いています。州知事は。

ルハンシク州 ガイダイ知事
「唯一私たちに足りないものは西側の長距離砲です」

セベロドネツクについて、ロシア側の占領地域とウクライナ側の支配地域を分ける境界線は1日で大幅に動く可能性があり、欧米の長距離砲があれば街を取り戻せると訴えました。こうした中、ロシアのプーチン大統領は生誕350年を迎えたロシア帝国の初代皇帝、ピョートル大帝にちなんだイベントに出席。

ロシア プーチン大統領
「なぜ大帝はそこにいったのか。それは領土を取り戻し強化するためだ。それが彼のやったことだ。これは我々にも求められているようだ」

1700年に始まったバルト海の覇権をめぐる北方戦争でスウェーデンを破ったピョートル大帝。領土をめぐるロシアの勝利の歴史と自ら決断したウクライナ侵攻を重ね合わせているかのような発言です。

ロシアの近代化を推し進め、大国の礎を築いたとされるピョートル大帝についてプーチン氏は、「何も奪っていない。取り戻しただけ」だと強調しています。

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