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黒海の穀物輸出でウクライナ側に機雷除去要求 ロシア外相|TBS NEWS DIG
ロシアのラブロフ外相は8日トルコのチャブシオール外相と会談し、ウクライナからの穀物輸出をめぐり、黒海に設置された機雷をウクライナ側が除去する必要があるとの考えを示しました。
ロシア ラブロフ外相
「(ウクライナ側が)機雷を取り除くか安全な回廊を作る気があるのならば、この問題が解決に向かうと期待する」
チャブシオール外相との会談でラブロフ外相は、ロシアが黒海を封鎖したことでウクライナからの穀物輸出が滞っている問題について、「ロシア側は何の障害も設けていない」と主張。そのうえで、港などに設置された機雷についてはウクライナ側が除去する必要があるとの考えを示しました。
機雷が除去されればロシア軍が海上から侵攻しやすくなることにつながりますが、ラブロフ外相は「軍事作戦に利用しないことを保証する」としています。
ただ、ウクライナ外務省の報道官はツイッターで、ラブロフ外相の発言について「空虚だ」としたうえで、「穀物を輸送するルートをウクライナ南部の攻撃に利用することは許されない」と反発しています。
一方、ラブロフ氏はロシアのプーチン大統領とゼレンスキー大統領が会談するために、まずは両国の代表団による停戦交渉を再開させる必要があると強調しています。
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