深海の“プラごみ”は今も…漂着ペットボトル再生で「めがね」発売 世界海洋デーにあわせて|TBS NEWS DIG

深海の“プラごみ”は今も…漂着ペットボトル再生で「めがね」発売 世界海洋デーにあわせて|TBS NEWS DIG

深海の“プラごみ”は今も…漂着ペットボトル再生で「めがね」発売 世界海洋デーにあわせて|TBS NEWS DIG

神奈川県相模湾で撮影された海底の写真。深さおよそ750メートルで発見されたのは、プラスチック製のバケツ。レジ袋やインスタントラーメンの袋も深海から見つかりました。

先月末、潜水調査船の「しんかい6500」は相模湾での調査を開始。さまざまなプラスチックごみが発見されました。同様の調査では30年以上前のチキンハンバーグの袋などが見つかり、プラごみが長年分解されない実態が改めて確認されました。

海洋ごみの影響で魚や鳥、ウミガメなど700種もの生物が傷ついたり死んだりしています。その9割以上がプラごみによるとの推計も。日本だけでも海に流れ出す量は、年間2万トンから6万トン。ペットボトル、およそ7億本から20億本分にあたります。

こうした中、メガネブランドの「Zoff」は、あるメガネの販売を始めました。

記者
「海などに漂着したペットボトルですが、このメガネに使われているんです」

フレームに使われているのは再生プラスチック。「世界海洋デー」にあわせて発売されました。素材には、海に漂着したペットボトルを一部使用しているということです。


「全然、普段使っているのと大差ない感じ。むしろおしゃれ」

インターメスティック商品戦略本部 髙橋和司本部長
「企業として、我々が環境問題に取り組むことは、現代社会において非常に重要なこと」

きのう、秋冬向けの一部商品の値上げを明らかにした「ユニクロ」。フリースは1000円値上げしますが、単なる値上げではありません。実は、去年およそ30%だったリサイクル素材の比率をおよそ100%に高めるといいます。

アパレル大手のH&Mではほとんどの商品にリサイクル素材の使用率を表示するなど、企業でも進むリサイクル。2050年には海の中のごみの量は魚の量を上回るとの推計も。プラごみを捨てない仕組み作りは急務です。

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